スプマンテ恐い
2006年9月11日
真夏の、殺人的な紫外線もとうとう鳴りを潜め始めた週末。
タカと2人で折り畳み傘を持って電車に乗り、隣の町まで今のところ知る限りで一番美味しい坦々麺を食べに行く。途中、バケツをひっくり返したような豪雨になったが着くとやんで、雨上がりの街をブラブラ歩き。高校の頃はこの街でよく遊んだというタカはあちこち懐かしそうだった。きっと生意気な小僧だったに違いないその姿を想像しながら歩く。
とっぷり日が暮れて、オフィスビルの展望フロアからの夜景を少し楽しんでから早めにタカの家に帰った。色々と食べ歩いて結局お腹いっぱいのままだったので、晩ご飯は梅干茶漬け。2人とも「う〜んやっぱりこれが一番!」と言いながら美味しく食べた。
そして、寝る前にちょっとスプマンテで乾杯。
タカお薦めの「PROSECCO」。近くのスーパーで売っていたのを買ってきたのだけど、これが本当に美味しかった。もともとワインは大好きだけれど炭酸が苦手な私は、めったに飲まないスプマンテ。けれどこれなら甘さも控え目でくいくい飲める。
くいくい飲んで・・・
たぶん、タカより私のほうがたくさん飲んで・・・
急にきました。グルンと世界が揺らぎ・・・
トイレでタカに背中をさすってもらうのはこれで2度目。前回の反省はどこへやら、そう言えば炭酸入りのお酒は回りが早いんだった。その上たぶん私、弱くなった。酩酊するほど酔った訳じゃなくタカの言うこともきちんと理解できるし体もかろうじて思うように動かせたのだけど、「お酒は飲んでも飲まれない」をモットーとする私には一緒に飲んでる人に世話をかけるなんて恥ずかしくてたまらない。せっせと水を飲ませてくれたタカに、「私のこと嫌いにならない?」としつこく繰り返し聞いていたのも情けない。
覚え書。
タカの作るマティーニとあらゆる種類のスプマンテは3杯まで!
梅酒だと、4、5杯飲んでも気持ち悪くならないのになぁ
タカと2人で折り畳み傘を持って電車に乗り、隣の町まで今のところ知る限りで一番美味しい坦々麺を食べに行く。途中、バケツをひっくり返したような豪雨になったが着くとやんで、雨上がりの街をブラブラ歩き。高校の頃はこの街でよく遊んだというタカはあちこち懐かしそうだった。きっと生意気な小僧だったに違いないその姿を想像しながら歩く。
とっぷり日が暮れて、オフィスビルの展望フロアからの夜景を少し楽しんでから早めにタカの家に帰った。色々と食べ歩いて結局お腹いっぱいのままだったので、晩ご飯は梅干茶漬け。2人とも「う〜んやっぱりこれが一番!」と言いながら美味しく食べた。
そして、寝る前にちょっとスプマンテで乾杯。
タカお薦めの「PROSECCO」。近くのスーパーで売っていたのを買ってきたのだけど、これが本当に美味しかった。もともとワインは大好きだけれど炭酸が苦手な私は、めったに飲まないスプマンテ。けれどこれなら甘さも控え目でくいくい飲める。
くいくい飲んで・・・
たぶん、タカより私のほうがたくさん飲んで・・・
急にきました。グルンと世界が揺らぎ・・・
トイレでタカに背中をさすってもらうのはこれで2度目。前回の反省はどこへやら、そう言えば炭酸入りのお酒は回りが早いんだった。その上たぶん私、弱くなった。酩酊するほど酔った訳じゃなくタカの言うこともきちんと理解できるし体もかろうじて思うように動かせたのだけど、「お酒は飲んでも飲まれない」をモットーとする私には一緒に飲んでる人に世話をかけるなんて恥ずかしくてたまらない。せっせと水を飲ませてくれたタカに、「私のこと嫌いにならない?」としつこく繰り返し聞いていたのも情けない。
覚え書。
タカの作るマティーニとあらゆる種類のスプマンテは3杯まで!
梅酒だと、4、5杯飲んでも気持ち悪くならないのになぁ
愛すべき粒子
2006年9月8日
あわわ。
グンテンさんからバトンを頂いていたのに、今日気づきました。堪忍して下さい。
久しぶりに回して頂いたバトン、ワクワクします♪ありがとうございました〜!
ではさっそく、「色々バトン」!
1、好きな色は?
無意識に手が伸びるのは青系統・・・紺碧の海の色とか、遠浅の珊瑚礁みたいなマリンブルー、氷河の透き通った青など。ここ数年でやっと、赤やピンクの服を抵抗無く身に付けるようになったなぁ・・・歳のせい?
2、嫌いな色は?
臭そうな色(笑)。くすんだ黄土色とか。あとは外国のお菓子のような原色ベッタベタが苦手です。
3、自分を動物に例えると
もう間違いなくカッパ。実在していなくとも。
4、自分を食べ物に例えると
カニ。ゆでてよし焼いてよし、鍋やパスタなど何にしても美味しいけれど食べるまでが大変。食べた後も大量のカラが散乱するわカーテンに匂いが染み付いて取れないわでうんざり。人によってはアレルギーも。あたしって・・・・。
5、次の6つの色に合う人を選んでバトンを回してください。(赤、青、オレンジ、ピンク、黒、白)
赤:濡れた口紅の、赤。
青:去り行く夏を惜しむように広がる空の、青。
オレンジ:キャンプファイヤーで弾ける炎の、オレンジ。
ピンク:ゼリービーンズのような、ピンク。
黒:愛しい人の瞳のような、黒。
白:朝もやのような、白。
そのイメージって私!と直感した方、どなたでも受け取って下さい。
グンテンさんからバトンを頂いていたのに、今日気づきました。堪忍して下さい。
久しぶりに回して頂いたバトン、ワクワクします♪ありがとうございました〜!
ではさっそく、「色々バトン」!
1、好きな色は?
無意識に手が伸びるのは青系統・・・紺碧の海の色とか、遠浅の珊瑚礁みたいなマリンブルー、氷河の透き通った青など。ここ数年でやっと、赤やピンクの服を抵抗無く身に付けるようになったなぁ・・・歳のせい?
2、嫌いな色は?
臭そうな色(笑)。くすんだ黄土色とか。あとは外国のお菓子のような原色ベッタベタが苦手です。
3、自分を動物に例えると
もう間違いなくカッパ。実在していなくとも。
4、自分を食べ物に例えると
カニ。ゆでてよし焼いてよし、鍋やパスタなど何にしても美味しいけれど食べるまでが大変。食べた後も大量のカラが散乱するわカーテンに匂いが染み付いて取れないわでうんざり。人によってはアレルギーも。あたしって・・・・。
5、次の6つの色に合う人を選んでバトンを回してください。(赤、青、オレンジ、ピンク、黒、白)
赤:濡れた口紅の、赤。
青:去り行く夏を惜しむように広がる空の、青。
オレンジ:キャンプファイヤーで弾ける炎の、オレンジ。
ピンク:ゼリービーンズのような、ピンク。
黒:愛しい人の瞳のような、黒。
白:朝もやのような、白。
そのイメージって私!と直感した方、どなたでも受け取って下さい。
驟雨から秋雨へ
2006年9月6日
Corinne Bailey Rae コリーヌ・ベイリー・レイ
もう2週間くらい前のこと、タカがテレビでこの人のPVを見かけてあまりの感動にトリハダが立ったとすぐにメールしてきた。それからすぐにCDを買った彼、以来すっかりヘビーローテーションで私もその影響を受け、今イチオシのアルバムになった。
深みと艶やかさに溢れたコリーヌの歌声、ファーストアルバムで既にこの完成度だ。これからどこまでその世界を広げていくのかとっても楽しみな人。ここで試聴できるので、興味のある人はGO!
http://www.ongen.net//international/artist/feature/corinne_bailey_rae/index.php
今日は久しぶりに、雨だった。
雨は好き・・・
家でコーヒーを飲みながらちょっとした好きなおやつを食べつつ、窓の外に降り続く雨を眺めるのはたまらなく好き。
傘に落ちる雨の音を聞きながら、風の匂いに目を閉じゆっくりと歩くのも大好き。
一年の中でもこの季節、夏が終わり秋の訪れにはっとする9月の雨は、息もつかず走り続けてきた体を潤してくれる。あくせく動かしていた足を止め、雨粒の行方をぼんやりと眺めていてもいいんだと気づく。
だけど、やっぱり根が貧乏性の私。
涼しくなり俄然やる気が出てきた。
自分から誘って人に会ったり、生活のパターンを少し変える準備をしているところ。
もう2週間くらい前のこと、タカがテレビでこの人のPVを見かけてあまりの感動にトリハダが立ったとすぐにメールしてきた。それからすぐにCDを買った彼、以来すっかりヘビーローテーションで私もその影響を受け、今イチオシのアルバムになった。
深みと艶やかさに溢れたコリーヌの歌声、ファーストアルバムで既にこの完成度だ。これからどこまでその世界を広げていくのかとっても楽しみな人。ここで試聴できるので、興味のある人はGO!
http://www.ongen.net//international/artist/feature/corinne_bailey_rae/index.php
今日は久しぶりに、雨だった。
雨は好き・・・
家でコーヒーを飲みながらちょっとした好きなおやつを食べつつ、窓の外に降り続く雨を眺めるのはたまらなく好き。
傘に落ちる雨の音を聞きながら、風の匂いに目を閉じゆっくりと歩くのも大好き。
一年の中でもこの季節、夏が終わり秋の訪れにはっとする9月の雨は、息もつかず走り続けてきた体を潤してくれる。あくせく動かしていた足を止め、雨粒の行方をぼんやりと眺めていてもいいんだと気づく。
だけど、やっぱり根が貧乏性の私。
涼しくなり俄然やる気が出てきた。
自分から誘って人に会ったり、生活のパターンを少し変える準備をしているところ。
とっておきの場所
2006年9月4日
あまりの痛みに恐れおののき大騒ぎしていた舌の口内炎だが、たった2日間ビタミン剤を飲んだだけでみるみる良くなってしまった。という事は・・・私って普段から、どんだけビタミン不足なんだろう?や、や、そうじゃないのかも知れない・・・と思いたい・・・あ〜でも偏ってるかも。
さてこの週末は、2人の愛しい殿方に心も体も癒されたわ〜。
土曜の夕方、タカは信州で4日間泊り込みのワークショップを終えてへとへとになって帰ってきた。重い荷物をひきずりながらも私の大好きな駅弁を買ってきてくれた彼と途中で合流して、一緒にタカの家に帰り、夜はタカ特製の美味しい澄まし汁と駅弁を食べて、いつも通りお風呂でリラックスタイム。
日曜日はどこにも出掛けず借りてきた映画を見たりベッドでゴロゴロしたりして過ごし、夕方涼しくなった頃に自転車でフラッと近くに買い出し。ついでにアイスクリームを食べたりゲーセンを冷やかして遊んで帰ってきた。
そして夜は・・・私だけ、ちょっとおでかけ。
私の数少ない心の友、A先生と食事の約束。
タカにはもちろんあらかじめ伝えておいたけれど、やっぱり少し淋しそうにしてた。それはそうだよね、一緒に過ごす時間を中断して1人だけ行っちゃうなんてね。だけどA先生は年中忙しくて、平日は全然会えないから仕方ない。タカは、じゃあ晩ご飯はカレー作って食べようかな、すごく美味しくできてもテハヌーにはあげなーい、とスネスネモード。あまり遅くならないように帰ってくるからね、お土産何か買ってこようか?と言うと、あれこれ考えて結局「元気に帰ってきて」だって。・・・・・・電車で1時間もかからない、ちょっとそこまで行くだけだよ。うぷぷ・・・かわいい。
A先生とは、3時間ほど食べて飲んで色んな話をした。連れて行ってくれた創作和食屋は、料理の素材や出汁の味がシンプルかつ贅沢で全てが美味しかった。きちんと手をかけた食べ物はこんなにも心を満たしてくれること、忘れていたな。
相手がA先生だったから余計そう感じたのかも知れない。
彼と会う時はいつでも、自分の揺らぎやブレを修正することができる。1つ年上の彼は鍼灸師だけれど、私にとっては話すだけで心のゆがみとコリを治してもらえる名医なのだ。いつもいつも、何か少しでも私が彼の役に立てることはないかと思っているけれど、いよいよ来年にはそのチャンスが巡ってきそう。それまでに、少しでも自分のスキルを上げておきたいところ。
そして日付が変わる少し前、駅まで迎えに来てくれたタカの自転車の後ろに乗って気持ち良く風に吹かれた。お風呂上りでさっぱりしたはずの、タカの体がだんだん汗ばんでゆくのが回した腕に伝わってくる。
一緒に眠ろう。
どこに行っても、たとえ長い間離れていたとしても、
夜を一緒に、越えよう。
さてこの週末は、2人の愛しい殿方に心も体も癒されたわ〜。
土曜の夕方、タカは信州で4日間泊り込みのワークショップを終えてへとへとになって帰ってきた。重い荷物をひきずりながらも私の大好きな駅弁を買ってきてくれた彼と途中で合流して、一緒にタカの家に帰り、夜はタカ特製の美味しい澄まし汁と駅弁を食べて、いつも通りお風呂でリラックスタイム。
日曜日はどこにも出掛けず借りてきた映画を見たりベッドでゴロゴロしたりして過ごし、夕方涼しくなった頃に自転車でフラッと近くに買い出し。ついでにアイスクリームを食べたりゲーセンを冷やかして遊んで帰ってきた。
そして夜は・・・私だけ、ちょっとおでかけ。
私の数少ない心の友、A先生と食事の約束。
タカにはもちろんあらかじめ伝えておいたけれど、やっぱり少し淋しそうにしてた。それはそうだよね、一緒に過ごす時間を中断して1人だけ行っちゃうなんてね。だけどA先生は年中忙しくて、平日は全然会えないから仕方ない。タカは、じゃあ晩ご飯はカレー作って食べようかな、すごく美味しくできてもテハヌーにはあげなーい、とスネスネモード。あまり遅くならないように帰ってくるからね、お土産何か買ってこようか?と言うと、あれこれ考えて結局「元気に帰ってきて」だって。・・・・・・電車で1時間もかからない、ちょっとそこまで行くだけだよ。うぷぷ・・・かわいい。
A先生とは、3時間ほど食べて飲んで色んな話をした。連れて行ってくれた創作和食屋は、料理の素材や出汁の味がシンプルかつ贅沢で全てが美味しかった。きちんと手をかけた食べ物はこんなにも心を満たしてくれること、忘れていたな。
相手がA先生だったから余計そう感じたのかも知れない。
彼と会う時はいつでも、自分の揺らぎやブレを修正することができる。1つ年上の彼は鍼灸師だけれど、私にとっては話すだけで心のゆがみとコリを治してもらえる名医なのだ。いつもいつも、何か少しでも私が彼の役に立てることはないかと思っているけれど、いよいよ来年にはそのチャンスが巡ってきそう。それまでに、少しでも自分のスキルを上げておきたいところ。
そして日付が変わる少し前、駅まで迎えに来てくれたタカの自転車の後ろに乗って気持ち良く風に吹かれた。お風呂上りでさっぱりしたはずの、タカの体がだんだん汗ばんでゆくのが回した腕に伝わってくる。
一緒に眠ろう。
どこに行っても、たとえ長い間離れていたとしても、
夜を一緒に、越えよう。
love B tender
2006年9月1日
9月。
まるで仕組まれたかのように、ぐんと涼しくなった今日。朝しとしとと降っていた雨が午後には上がり、あっという間に高い青空が広がった。ついこの間までは肌にベタッとまとわりついて不快極まりなかった空気も、今日はサラサラとうなじを撫でて気持ちがいい。思わずまとめていた髪をほどき大股で道を歩くと、まるで別の国に来たのかと思うくらい何もかもがキラキラと光って見えた。
まだ、残暑が続きそうだけれど秋はもうすぐそこ。
そんなビューティホーでナイスな日に、昨日からひどくなってきた舌の口内炎が痛くて痛くて・・・(号泣)
さっそく、ビタミン剤を購入。助けてチョンマゲー!
うぐぐっ・・・・
今、あまりに痛かったので鏡を見てきました・・・
舌の先端に、白く膿んだ口内炎。大きさ約5ミリ。
見るんじゃなかったー よけい痛い気がするー
黙っていれば忘れていられるけど、食べたり喋ったりしたらその痛さにテンションだだ落ち。
でもちょっと頑張って仕事の後に、前から気になっていた所に行ってみた。思った以上に好感触で楽しかった。
さてと・・・
あとは私の気持ち次第。
新しい扉、いつ、開ける??
まるで仕組まれたかのように、ぐんと涼しくなった今日。朝しとしとと降っていた雨が午後には上がり、あっという間に高い青空が広がった。ついこの間までは肌にベタッとまとわりついて不快極まりなかった空気も、今日はサラサラとうなじを撫でて気持ちがいい。思わずまとめていた髪をほどき大股で道を歩くと、まるで別の国に来たのかと思うくらい何もかもがキラキラと光って見えた。
まだ、残暑が続きそうだけれど秋はもうすぐそこ。
そんなビューティホーでナイスな日に、昨日からひどくなってきた舌の口内炎が痛くて痛くて・・・(号泣)
さっそく、ビタミン剤を購入。助けてチョンマゲー!
うぐぐっ・・・・
今、あまりに痛かったので鏡を見てきました・・・
舌の先端に、白く膿んだ口内炎。大きさ約5ミリ。
見るんじゃなかったー よけい痛い気がするー
黙っていれば忘れていられるけど、食べたり喋ったりしたらその痛さにテンションだだ落ち。
でもちょっと頑張って仕事の後に、前から気になっていた所に行ってみた。思った以上に好感触で楽しかった。
さてと・・・
あとは私の気持ち次第。
新しい扉、いつ、開ける??
救急クッション
2006年8月30日
2日ほど便秘が続いてるせいか。
精神的に落ち着きがないせいか。
舌の先が荒れていて、話すたびに刺すような痛みに襲われる。特にら行が拷問。
そんな時に、思いがけない言葉に救われた今日。
職場で会う同業者の女性がいて、彼女とはお互いのシフトの関係でいつも挨拶程度しか話す時間がない。今日も「こんにちは〜」「お疲れ様〜」と笑顔を交わしたのだけど、何故か彼女が一瞬、私の顔をまじまじと見た。
何か言いたげな彼女の顔を見つめながら「ん?」という視線を送ると、アハハと笑いながら照れ臭そうにこう言った。
「・・・いやいや、何でもないんだけど。でも何だかテハヌーさんに会えると嬉しくて」
思いも寄らない言葉だった。
胸の内側が瞬間に熱くなって、涙に変わるかと思った。
こんな私に会うだけで、いい気分になってくれるなんて・・・。
だってここんとこヨレヨレなのに。自分の不甲斐なさが情けなくてボッコーンとへこんでたのに。
私の方こそ救われちゃった、ありがとう・・・
私も彼女のようでありたい。
誰かに対して抱いた素直な気持ちを、ここぞというタイミングでいつでも口に出せるように、良くないことは言わないけれど相手が喜ぶようなこと、楽しくなるようなことを的確に言葉にして伝えられるようにしたい。
そのためには、毎日のほんの些細なことが練習になる。
誰かに伝えるってことを大切にしよう。
精神的に落ち着きがないせいか。
舌の先が荒れていて、話すたびに刺すような痛みに襲われる。特にら行が拷問。
そんな時に、思いがけない言葉に救われた今日。
職場で会う同業者の女性がいて、彼女とはお互いのシフトの関係でいつも挨拶程度しか話す時間がない。今日も「こんにちは〜」「お疲れ様〜」と笑顔を交わしたのだけど、何故か彼女が一瞬、私の顔をまじまじと見た。
何か言いたげな彼女の顔を見つめながら「ん?」という視線を送ると、アハハと笑いながら照れ臭そうにこう言った。
「・・・いやいや、何でもないんだけど。でも何だかテハヌーさんに会えると嬉しくて」
思いも寄らない言葉だった。
胸の内側が瞬間に熱くなって、涙に変わるかと思った。
こんな私に会うだけで、いい気分になってくれるなんて・・・。
だってここんとこヨレヨレなのに。自分の不甲斐なさが情けなくてボッコーンとへこんでたのに。
私の方こそ救われちゃった、ありがとう・・・
私も彼女のようでありたい。
誰かに対して抱いた素直な気持ちを、ここぞというタイミングでいつでも口に出せるように、良くないことは言わないけれど相手が喜ぶようなこと、楽しくなるようなことを的確に言葉にして伝えられるようにしたい。
そのためには、毎日のほんの些細なことが練習になる。
誰かに伝えるってことを大切にしよう。
ギュギュッと
2006年8月29日
いつもなら、仕事に出かけているこの時間。
今日はお休みなので久しぶりに圧力鍋を使ってカレーを作っているところ。
シュシュッとリズミカルに音を立てながらフタについた錘(おもり)が揺れ、条件反射のようにお腹がグゥーッと減ってくる。今日は、鶏の手羽中を使ってみた。手羽元が良かったんだけど、高かったから。
美味しくできるといいな、13皿分。
作り過ぎだ・・・
しばらくはカレーの日々。冷凍もたっぷりできる。
私にとって、恋愛って何なんだろうとまたも思わされた週末。
乗り越えたと思うことは、巧みに姿を変えてまた目の前に現れ私を苦しめる。
納得したと思っていたことがスルリと抜け落ちていて、冷たい涙を流してしまった。
タカと私では他人との繋がり方に大きな違いがあって、それはそのまま人生経験の違いになるんだろうけれどもう基本的なタイプが違うからこれからもガラリと変わることはお互いに無いだろう。
タカは、行き詰まった私をタカなりにまっすぐ受け止めようとしてくれる。理解しようときちんと話を聞いてくれる。けど、私がまだまだ話し足りないというのにいつも決まって眠くなってしまい、更に私を悲しませる。「どう思う?」と聞いてもよく判らないらしい。私の言っていることが、言葉としては理解できるけれど心にピンとこないから講義を聞いているかのように眠くなるのだろう・・・。
「テハヌーは自己分析し過ぎだよ。僕は細かいことは気にしてないから、もっと楽観的になって。」
この台詞、今までの人生でもううんざりするほど繰り返し聞いた。またか。私は学習できてないのか?どうしてこうも、私が惚れる男達は私に「考えるな、考えるな」と言うのだろうか??
言わせてもらえば、そっちが考えなさ過ぎなんだよっ!
・・・まぁ、言わなかったけど。
そんなこんなで
昨日は酷く落ち込んで、人生をまるごと悲観していた。心臓の辺りが冷たくなっていくのを感じながら最低の夜を過ごして、それでも今日一日働いたらもう浮上している。タカが言っていることは正しいのだ。絶望的な考えから抜け出せない時には、体を動かせる時は歩いたり何でもいいからとにかく動いて、それができない時はお酒かっ食らってスコンと寝てしまうに限る。とにかく、私の場合はどうにかして考えることをやめるべきなのだ。
これからもきっと、来るだろう。
繰り返し、成長ぶりを確認されるかのように。
シンプルに考えること、単純になること
それが得意!っていう方、いらっしゃったらコツを教えて下さい・・・(泣)
今日はお休みなので久しぶりに圧力鍋を使ってカレーを作っているところ。
シュシュッとリズミカルに音を立てながらフタについた錘(おもり)が揺れ、条件反射のようにお腹がグゥーッと減ってくる。今日は、鶏の手羽中を使ってみた。手羽元が良かったんだけど、高かったから。
美味しくできるといいな、13皿分。
作り過ぎだ・・・
しばらくはカレーの日々。冷凍もたっぷりできる。
私にとって、恋愛って何なんだろうとまたも思わされた週末。
乗り越えたと思うことは、巧みに姿を変えてまた目の前に現れ私を苦しめる。
納得したと思っていたことがスルリと抜け落ちていて、冷たい涙を流してしまった。
タカと私では他人との繋がり方に大きな違いがあって、それはそのまま人生経験の違いになるんだろうけれどもう基本的なタイプが違うからこれからもガラリと変わることはお互いに無いだろう。
タカは、行き詰まった私をタカなりにまっすぐ受け止めようとしてくれる。理解しようときちんと話を聞いてくれる。けど、私がまだまだ話し足りないというのにいつも決まって眠くなってしまい、更に私を悲しませる。「どう思う?」と聞いてもよく判らないらしい。私の言っていることが、言葉としては理解できるけれど心にピンとこないから講義を聞いているかのように眠くなるのだろう・・・。
「テハヌーは自己分析し過ぎだよ。僕は細かいことは気にしてないから、もっと楽観的になって。」
この台詞、今までの人生でもううんざりするほど繰り返し聞いた。またか。私は学習できてないのか?どうしてこうも、私が惚れる男達は私に「考えるな、考えるな」と言うのだろうか??
言わせてもらえば、そっちが考えなさ過ぎなんだよっ!
・・・まぁ、言わなかったけど。
そんなこんなで
昨日は酷く落ち込んで、人生をまるごと悲観していた。心臓の辺りが冷たくなっていくのを感じながら最低の夜を過ごして、それでも今日一日働いたらもう浮上している。タカが言っていることは正しいのだ。絶望的な考えから抜け出せない時には、体を動かせる時は歩いたり何でもいいからとにかく動いて、それができない時はお酒かっ食らってスコンと寝てしまうに限る。とにかく、私の場合はどうにかして考えることをやめるべきなのだ。
これからもきっと、来るだろう。
繰り返し、成長ぶりを確認されるかのように。
シンプルに考えること、単純になること
それが得意!っていう方、いらっしゃったらコツを教えて下さい・・・(泣)
弱音
2006年8月25日
もういやだ!
毎日毎日、暑過ぎる!!!!
とは言え、仕事には行かねばならぬ。
朝、駅まで歩くだけで汗びっしょりになり、電車に乗れば効き過ぎたクーラーが変に体力を奪ってゆく。
やたらと喉ばかり渇き食欲は減退、毎日楽しみにしていたはずのランチは半ば義務に変わってきた。
夜は夜で、味も素っ気も無い晩ご飯をかきこんでシャワーを浴び気の滅入るニュースを早々に消して布団に潜り込む。寝つきが悪い。3日前には金縛り。どこの誰だか知らないが動けなくしておいてオシリ触るってどうよ。
あああああ、もうやだほんと。
こんな時は、タカに助けてもらいます。
続きはヒミツにて・・・・
毎日毎日、暑過ぎる!!!!
とは言え、仕事には行かねばならぬ。
朝、駅まで歩くだけで汗びっしょりになり、電車に乗れば効き過ぎたクーラーが変に体力を奪ってゆく。
やたらと喉ばかり渇き食欲は減退、毎日楽しみにしていたはずのランチは半ば義務に変わってきた。
夜は夜で、味も素っ気も無い晩ご飯をかきこんでシャワーを浴び気の滅入るニュースを早々に消して布団に潜り込む。寝つきが悪い。3日前には金縛り。どこの誰だか知らないが動けなくしておいてオシリ触るってどうよ。
あああああ、もうやだほんと。
こんな時は、タカに助けてもらいます。
続きはヒミツにて・・・・
大いなる旅・しかもタダ
2006年8月16日
昨日の続きで・・・
あれから、本当に美術館に行ってきた。
どこで何をやっているのか全く下調べせずとりあえず街に出て、まずはブラブラとウィンドーショッピングなどしていたら大好物発見!
それは「ドネルケバブ」。トルコの食べ物で、ピタパンのようなもちもちした食感のある袋状のパンに、鶏肉や牛肉の薄切りとキャベツやトマトなどのたっぷりの野菜がギュギュッと詰め込まれている。店先で1つ下さいと言うと、棒に突き刺さった大きな肉の塊を薄く削ぎ取り他の野菜と一緒に手際よくパンに挟みソースをかけて渡してくれる。500円。見た目よりボリュームたっぷりで、食べ終わるとかなりの満腹感だった。
これ、初めて食べたのはタカと行ったお祭りに出ていた屋台だった。それ以来2人ともすっかり気に入ってしまい、また食べたくてケバブ屋を探したけれどこれが意外と地元には無いのだ。トルコ料理屋はあるのだけれど、そこで出るケバブは具とパンが別々になっていたり味が微妙に違ったりして屋台の美味しさじゃない。
だけどここのは、まさに屋台の味だった!タカにも食べさせてあげたかったなぁ。仕方ないから写メールだけ送ってあげたら案の定、すごく羨ましがっていた・・・フフ。
ああそうそう、美術館へ行くんだった。
たらたらと坂を登っていくと、案内板に「ルーブル美術館展」とあった。おおルーブルか、現地まで見に行く予定も当分無いしここはひとつ見ておかねばと思い行ってみる。
すると案の定・・・大混雑。
そりゃそうだよね、天下のルーブルに加えてお盆真っ只中。狭い敷地内にぎゅうぎゅう詰めで並ばされている人たちの長い列。一瞬ひるみ、けれど時間はたっぷりあるから並ぼうと奮起したものの、3秒後にはもう戦意消失した。
さあてどうしようかな・・・と振り向くと、すぐ後ろの小さな講堂のような建物で「素描展」をやっていた。
素描か・・・・
どんなだろう。
とにかく熱かったこともあって、少し涼むつもりで入る。
ひと目見て古い歴史があるとわかるその建物の2階に上がると、吹き抜けの高い天井と真っ白な壁がそれだけで既に芸術を思わせるようなホールがあり、そこには藝大在籍中の21名の学生による素描が整然と展示されていた。
素描、デッサンなどに限らず、美術関係は見るのは好きでも専門的な知識や技術はまるで持ち合わせていない私は、新しい教科書を開く子供のような気持ちでゆっくりと丹念に、全員の作品を見て回った。
そこには、絵を描くことで自分の内側と外側の世界を探求している人たちの、リアルな息遣いがあった。ある一定の規則に従って壁に貼られた数枚の紙からも、机の上に無造作に置かれているスケッチブックからも、まるで本人が目の前に立って話をしているかのように生々しく「言葉」が伝わってくるのだ。
思いがけず受けたその力、というかエネルギー?の強さにびっくりした私。そして驚きはすぐに喜びに変わった。何も考えずに開いた教科書が、手に余るほどの知識の宝庫でワクワクしたような気分。
それにしても素描がこんなに美しいとは。
ある作者のコメントに、「素描する時はできるだけ何も考えず、頭を真っ白にしてただ対象を写し取るようにする。そのもののありのままの姿と、それを取り巻く空気をも一緒に描くように。」とあったけれど本当にそれがよく伝わってくる。まるで描いた本人になって、鳥や花やカニや貝殻や、裸婦や住んでいる部屋のキッチンやテレビを見ているような気分になる。
鉛筆1本で、あんなにも繊細な光の移り変わりを表現できるなんて。
髪の毛よりも細い線を、いくつも重ねたり繋げたりしてまるで写真のようにそこにあるものを紙の上に再現するなんて。
小学生の頃、写生大会で金賞をもらった時の記憶が甦ってくる。あの時、絵を描く技法なんて全然知らなかった私はそれでも確かに風景を切り取っていた。その時目に映るものだけを過不足なく自分の中に吸収して、それを指先の運動に換えて紙の上に再生していたのだと思う。
そう言えば数年前に、スケッチセットを持って上高地に行ったことがあった。その時に美しい風景を写生したのだけれど、あまりの下手さに驚いた。紙という限られたスペースの、この辺にあれをこう書いてなんて理屈っぽく考えた挙句、私の指は輝くばかりの自然の息吹に忠実に従うことができなかったのだ。ああ・・・汚れた大人になっちまったよ。
結局、1時間はたっぷり堪能して家に帰った。
無性に「何か描きたい」と思いながら。
画家の卵たちが見せてくれた、大いなる芸術の光。それは粉雪のようにキラキラ輝きながらあのホールに舞い続けていた。
それは私にとって
ルーブルより大きな感動を与えたと確信している。
あれから、本当に美術館に行ってきた。
どこで何をやっているのか全く下調べせずとりあえず街に出て、まずはブラブラとウィンドーショッピングなどしていたら大好物発見!
それは「ドネルケバブ」。トルコの食べ物で、ピタパンのようなもちもちした食感のある袋状のパンに、鶏肉や牛肉の薄切りとキャベツやトマトなどのたっぷりの野菜がギュギュッと詰め込まれている。店先で1つ下さいと言うと、棒に突き刺さった大きな肉の塊を薄く削ぎ取り他の野菜と一緒に手際よくパンに挟みソースをかけて渡してくれる。500円。見た目よりボリュームたっぷりで、食べ終わるとかなりの満腹感だった。
これ、初めて食べたのはタカと行ったお祭りに出ていた屋台だった。それ以来2人ともすっかり気に入ってしまい、また食べたくてケバブ屋を探したけれどこれが意外と地元には無いのだ。トルコ料理屋はあるのだけれど、そこで出るケバブは具とパンが別々になっていたり味が微妙に違ったりして屋台の美味しさじゃない。
だけどここのは、まさに屋台の味だった!タカにも食べさせてあげたかったなぁ。仕方ないから写メールだけ送ってあげたら案の定、すごく羨ましがっていた・・・フフ。
ああそうそう、美術館へ行くんだった。
たらたらと坂を登っていくと、案内板に「ルーブル美術館展」とあった。おおルーブルか、現地まで見に行く予定も当分無いしここはひとつ見ておかねばと思い行ってみる。
すると案の定・・・大混雑。
そりゃそうだよね、天下のルーブルに加えてお盆真っ只中。狭い敷地内にぎゅうぎゅう詰めで並ばされている人たちの長い列。一瞬ひるみ、けれど時間はたっぷりあるから並ぼうと奮起したものの、3秒後にはもう戦意消失した。
さあてどうしようかな・・・と振り向くと、すぐ後ろの小さな講堂のような建物で「素描展」をやっていた。
素描か・・・・
どんなだろう。
とにかく熱かったこともあって、少し涼むつもりで入る。
ひと目見て古い歴史があるとわかるその建物の2階に上がると、吹き抜けの高い天井と真っ白な壁がそれだけで既に芸術を思わせるようなホールがあり、そこには藝大在籍中の21名の学生による素描が整然と展示されていた。
素描、デッサンなどに限らず、美術関係は見るのは好きでも専門的な知識や技術はまるで持ち合わせていない私は、新しい教科書を開く子供のような気持ちでゆっくりと丹念に、全員の作品を見て回った。
そこには、絵を描くことで自分の内側と外側の世界を探求している人たちの、リアルな息遣いがあった。ある一定の規則に従って壁に貼られた数枚の紙からも、机の上に無造作に置かれているスケッチブックからも、まるで本人が目の前に立って話をしているかのように生々しく「言葉」が伝わってくるのだ。
思いがけず受けたその力、というかエネルギー?の強さにびっくりした私。そして驚きはすぐに喜びに変わった。何も考えずに開いた教科書が、手に余るほどの知識の宝庫でワクワクしたような気分。
それにしても素描がこんなに美しいとは。
ある作者のコメントに、「素描する時はできるだけ何も考えず、頭を真っ白にしてただ対象を写し取るようにする。そのもののありのままの姿と、それを取り巻く空気をも一緒に描くように。」とあったけれど本当にそれがよく伝わってくる。まるで描いた本人になって、鳥や花やカニや貝殻や、裸婦や住んでいる部屋のキッチンやテレビを見ているような気分になる。
鉛筆1本で、あんなにも繊細な光の移り変わりを表現できるなんて。
髪の毛よりも細い線を、いくつも重ねたり繋げたりしてまるで写真のようにそこにあるものを紙の上に再現するなんて。
小学生の頃、写生大会で金賞をもらった時の記憶が甦ってくる。あの時、絵を描く技法なんて全然知らなかった私はそれでも確かに風景を切り取っていた。その時目に映るものだけを過不足なく自分の中に吸収して、それを指先の運動に換えて紙の上に再生していたのだと思う。
そう言えば数年前に、スケッチセットを持って上高地に行ったことがあった。その時に美しい風景を写生したのだけれど、あまりの下手さに驚いた。紙という限られたスペースの、この辺にあれをこう書いてなんて理屈っぽく考えた挙句、私の指は輝くばかりの自然の息吹に忠実に従うことができなかったのだ。ああ・・・汚れた大人になっちまったよ。
結局、1時間はたっぷり堪能して家に帰った。
無性に「何か描きたい」と思いながら。
画家の卵たちが見せてくれた、大いなる芸術の光。それは粉雪のようにキラキラ輝きながらあのホールに舞い続けていた。
それは私にとって
ルーブルより大きな感動を与えたと確信している。
頭寒足熱でね
2006年8月15日
「おおい、起きてくれ」
父の、気ぜわしい声で起こされた。
心地よい目覚めとは程遠いがまぁ、仕方ない。
今日から父は、治療のため5日間の入院。私は今日帰らなければならないので家に1人残る母のために叔母が泊まりに来てくれる。入院中から本当にお世話になっていて、もう足を向けて寝られないくらいだ。
出掛けに雨が降ってきて、母はしきりに父に折り畳み傘を持たせようとするが荷物が増えるのを嫌がって頑として受け取ろうとしないジジイ、いや父。
父のことを書き出すとモニターから毒がドロドロと流れてきそう。そうなると読んで下さっている皆さんに大迷惑だからやめておくけれど、もうどうしても私は父と分かり合えないからどっちかが死ぬまで表面的な当たり障りの無い付き合いをすると決意した。それで精一杯だ。
でも、これから憂鬱な治療に出向く父だ。がんばってきて欲しい。3食バランスの良い食事ができるし、仕事もしなくていいんだから体をゆっくり休めてくれればいいのだが・・・・あの性格だ。どうせ同室の患者や看護婦に細かい不満を抱いて、一人勝手にイライラするのだろう。
ああいかん、私までイライラしてくるからもうよそう。
で、父が出かけて間もなくヘルパーさんが来た。デイサービスに向かう母の送り迎えと簡単な家事を頼んでいる。
いつも来てくれる人が怪我をして来られなくなったので代わりの人が来たが、その挨拶と引継ぎのために今朝は責任者の男性が一緒だった。
その初対面の責任者に会って10秒で、私は心のシャッターをガラガラと下ろしてしまったのだった。
今思えば、私の悪い癖が出たのかもしれない
父への不満が火種となって残っていたせいもある
でもでも、その責任者が話すのを聞けば聞くほど、どんどんいけ好かないヤツだという思いが膨らんでいきもうアウト。
最後まで愛想笑い一切無し、心の鼻息をフガフガ荒くさせつつも平静を装っていた私だった。
あ〜〜
やっぱり今考えると、虫の居所が悪かっただけだわ。
すまんのう。
ちょっと運が悪かったと思って流してくれい。
さて、今日は父と母の心配をしなくて良い日。
自由だわあ・・・フリ〜ダムよぉぉぉぉ♪
夕方母がデイサービスから戻ってくるまで、ゆっくりおでかけしてきます。どこに行こうかな。久しぶりに美術館でもいいな。
・・・・あっ・・・・
今日はお盆真っ只中。どこに行っても人だかりかも。
とりあえず、ブログ使ってヒートアップしていた頭を冷やしたところで、レッツゴー!
父の、気ぜわしい声で起こされた。
心地よい目覚めとは程遠いがまぁ、仕方ない。
今日から父は、治療のため5日間の入院。私は今日帰らなければならないので家に1人残る母のために叔母が泊まりに来てくれる。入院中から本当にお世話になっていて、もう足を向けて寝られないくらいだ。
出掛けに雨が降ってきて、母はしきりに父に折り畳み傘を持たせようとするが荷物が増えるのを嫌がって頑として受け取ろうとしないジジイ、いや父。
父のことを書き出すとモニターから毒がドロドロと流れてきそう。そうなると読んで下さっている皆さんに大迷惑だからやめておくけれど、もうどうしても私は父と分かり合えないからどっちかが死ぬまで表面的な当たり障りの無い付き合いをすると決意した。それで精一杯だ。
でも、これから憂鬱な治療に出向く父だ。がんばってきて欲しい。3食バランスの良い食事ができるし、仕事もしなくていいんだから体をゆっくり休めてくれればいいのだが・・・・あの性格だ。どうせ同室の患者や看護婦に細かい不満を抱いて、一人勝手にイライラするのだろう。
ああいかん、私までイライラしてくるからもうよそう。
で、父が出かけて間もなくヘルパーさんが来た。デイサービスに向かう母の送り迎えと簡単な家事を頼んでいる。
いつも来てくれる人が怪我をして来られなくなったので代わりの人が来たが、その挨拶と引継ぎのために今朝は責任者の男性が一緒だった。
その初対面の責任者に会って10秒で、私は心のシャッターをガラガラと下ろしてしまったのだった。
今思えば、私の悪い癖が出たのかもしれない
父への不満が火種となって残っていたせいもある
でもでも、その責任者が話すのを聞けば聞くほど、どんどんいけ好かないヤツだという思いが膨らんでいきもうアウト。
最後まで愛想笑い一切無し、心の鼻息をフガフガ荒くさせつつも平静を装っていた私だった。
あ〜〜
やっぱり今考えると、虫の居所が悪かっただけだわ。
すまんのう。
ちょっと運が悪かったと思って流してくれい。
さて、今日は父と母の心配をしなくて良い日。
自由だわあ・・・フリ〜ダムよぉぉぉぉ♪
夕方母がデイサービスから戻ってくるまで、ゆっくりおでかけしてきます。どこに行こうかな。久しぶりに美術館でもいいな。
・・・・あっ・・・・
今日はお盆真っ只中。どこに行っても人だかりかも。
とりあえず、ブログ使ってヒートアップしていた頭を冷やしたところで、レッツゴー!
メッセージを・・・
2006年8月14日
炊事の合間に
母の通うデイサービスに行ってリハビリの相談をし
テレビを見ながらパソも見て
バスに乗って買い物へ
父のご機嫌をとりつつ夕食も済ませ
寝静まった家の中で1人。
ああ〜、明日はホームグラウンドに帰る日だ
今日は久しぶりに、相互の皆さんにメッセージを書いてみました
母の通うデイサービスに行ってリハビリの相談をし
テレビを見ながらパソも見て
バスに乗って買い物へ
父のご機嫌をとりつつ夕食も済ませ
寝静まった家の中で1人。
ああ〜、明日はホームグラウンドに帰る日だ
今日は久しぶりに、相互の皆さんにメッセージを書いてみました
古本屋の引力
2006年8月13日
クマゼミ、ミンミンゼミ、その他のセミ(?)達が命がけの大合唱中。
昼下がりのいちばん暑い時間にバスに乗って駅まで行き、買い物をした。
与えられた使命はものの5分でミッションクリア、慌てて帰る必要もないので久しぶりに古本屋に入る。
ここがまた、私にはいつ来ても宝の山。
入ってすぐ右側にある映画DVDをくまなく見て欲しいものが2本あったけれどぐっと我慢。そこから順に店の奥まで進む間、文庫本の105円コーナーで何冊も手にとっては戻し、単行本が今日に限り全て500円均一という店内放送を聞いてそれも目を皿のようにして好きな本を探したけれど幸いヒットなし。
ホッと胸を撫で下ろしつつ更に文庫本をつぶさに見て回りとうとう探していたミステリーを1冊見つけ、気を良くしてCDコーナーを物色していたら気がつけば6枚も手に持っていた。全て1枚250円だからそれでもたったの1500円なのだが、心を鬼にして2枚を棚に返した。
小1時間はその店にいただろう、それでも後ろ髪を惹かれるようにして炎天下の通りにでた。
カバンの、ずっしりとした重さにニンマリ。
本は帰りの新幹線の中で読もう。CDは悲しいことに実家にプレーヤーが無いので自分ちに帰るまでお預けだ〜。
あーあ、いつか古本屋で(新品じゃないってとこがすでにビンボ臭い)、欲しいと思ったものをぜーんぶカゴの中にポンポン入れてみたいなぁ。
んでレジに持って行って会計してもらって、支払いが5ケタになってみたい!うう〜ん、大人買い。(もう充分大人なのにぃ・・・)
それでね、家に書斎があるのが夢なんだよね。
書斎というか書庫というか、とにかくその部屋は学校の図書室にも負けないくらい本棚があって、自分が好きな本だけがズラーーーッと並んでる。それとDVDもたくさん。
いいなぁ、いいなぁ。
そんな部屋がある家に、住みたいんだなぁ。
映画「ビフォア・サンセット」で、セリーヌが住んでる部屋みたいなの。あ・・・あそこにはそんな大きな書斎は出てこなかったけど。
いつもながらそんな妄想に浸りつつ、帰宅。
すると叔父が久しぶりに母の顔を見に来ていた。最近、上の歯を総入れ歯にしてその苦労でげっそりと痩せ、まあそれでも相変わらずだった。10年くらい前は、父の弟にしては話のわかるさばけた人だと思い気楽に接していたのだけれど、何だか急に頑固さに磨きがかかったようだった。私から見れば些細なことにこだわって、自分の首を絞めている。そしてそれを判っていながら変えられないことに、また臍を噛む。ああほんとにご苦労さん。
夕方は、母と散歩に出た。
まだまだ歩行には難が多く、階段や少しでもでこぼこのある道では必ず手を繋がなければならないし、やっと歩き始めた赤ちゃんくらいの速さでしか歩けない母だけれど、それでもかなり筋力がついてきた。2ヶ月前に比べて、ずいぶん遠くまで行けたのには驚いた。
これまでの母を見てきて、つくづく思う・・・
やっぱり、食事・排泄・移動・会話は、人が自分らしく生きるためにどれだけ大切なのかと言うことを・・・。私に限って言えば、もし何かの拍子に植物状態に陥ったとしたら延命措置はご遠慮申し上げるだろうなぁ。そういうことって、遺言状に書かなくちゃいけないのかしら?あっ、遺言ってことは死んでからのことだから、生きてるうちは開けてもらえないの?普段からそれとなく、ごく少数の信頼できる友人とかに言っておけばいいのかもしれない。その際、酔っ払ってたりなんかしたら真に受けてくれないから気をつけなくっちゃ。
・・・・・
まぁ、いっか。
さて明日は、母がいつも行っているデイサービスに私もお邪魔してみます。リハビリのことで、相談もあるし。
********************
ヴァイオレットさん
あしあとをたどって読ませて頂いてました。ゲドのこと、まるで私の気持ちと同じで(でも私は観てないんですがきっとそうであろうと思っていたので)、思わずコメントしかけたのですが人見知りしてしまい・・・(笑)。今更ながらブックマークさせて頂きました。これからも、楽しみにしています。
昼下がりのいちばん暑い時間にバスに乗って駅まで行き、買い物をした。
与えられた使命はものの5分でミッションクリア、慌てて帰る必要もないので久しぶりに古本屋に入る。
ここがまた、私にはいつ来ても宝の山。
入ってすぐ右側にある映画DVDをくまなく見て欲しいものが2本あったけれどぐっと我慢。そこから順に店の奥まで進む間、文庫本の105円コーナーで何冊も手にとっては戻し、単行本が今日に限り全て500円均一という店内放送を聞いてそれも目を皿のようにして好きな本を探したけれど幸いヒットなし。
ホッと胸を撫で下ろしつつ更に文庫本をつぶさに見て回りとうとう探していたミステリーを1冊見つけ、気を良くしてCDコーナーを物色していたら気がつけば6枚も手に持っていた。全て1枚250円だからそれでもたったの1500円なのだが、心を鬼にして2枚を棚に返した。
小1時間はその店にいただろう、それでも後ろ髪を惹かれるようにして炎天下の通りにでた。
カバンの、ずっしりとした重さにニンマリ。
本は帰りの新幹線の中で読もう。CDは悲しいことに実家にプレーヤーが無いので自分ちに帰るまでお預けだ〜。
あーあ、いつか古本屋で(新品じゃないってとこがすでにビンボ臭い)、欲しいと思ったものをぜーんぶカゴの中にポンポン入れてみたいなぁ。
んでレジに持って行って会計してもらって、支払いが5ケタになってみたい!うう〜ん、大人買い。(もう充分大人なのにぃ・・・)
それでね、家に書斎があるのが夢なんだよね。
書斎というか書庫というか、とにかくその部屋は学校の図書室にも負けないくらい本棚があって、自分が好きな本だけがズラーーーッと並んでる。それとDVDもたくさん。
いいなぁ、いいなぁ。
そんな部屋がある家に、住みたいんだなぁ。
映画「ビフォア・サンセット」で、セリーヌが住んでる部屋みたいなの。あ・・・あそこにはそんな大きな書斎は出てこなかったけど。
いつもながらそんな妄想に浸りつつ、帰宅。
すると叔父が久しぶりに母の顔を見に来ていた。最近、上の歯を総入れ歯にしてその苦労でげっそりと痩せ、まあそれでも相変わらずだった。10年くらい前は、父の弟にしては話のわかるさばけた人だと思い気楽に接していたのだけれど、何だか急に頑固さに磨きがかかったようだった。私から見れば些細なことにこだわって、自分の首を絞めている。そしてそれを判っていながら変えられないことに、また臍を噛む。ああほんとにご苦労さん。
夕方は、母と散歩に出た。
まだまだ歩行には難が多く、階段や少しでもでこぼこのある道では必ず手を繋がなければならないし、やっと歩き始めた赤ちゃんくらいの速さでしか歩けない母だけれど、それでもかなり筋力がついてきた。2ヶ月前に比べて、ずいぶん遠くまで行けたのには驚いた。
これまでの母を見てきて、つくづく思う・・・
やっぱり、食事・排泄・移動・会話は、人が自分らしく生きるためにどれだけ大切なのかと言うことを・・・。私に限って言えば、もし何かの拍子に植物状態に陥ったとしたら延命措置はご遠慮申し上げるだろうなぁ。そういうことって、遺言状に書かなくちゃいけないのかしら?あっ、遺言ってことは死んでからのことだから、生きてるうちは開けてもらえないの?普段からそれとなく、ごく少数の信頼できる友人とかに言っておけばいいのかもしれない。その際、酔っ払ってたりなんかしたら真に受けてくれないから気をつけなくっちゃ。
・・・・・
まぁ、いっか。
さて明日は、母がいつも行っているデイサービスに私もお邪魔してみます。リハビリのことで、相談もあるし。
********************
ヴァイオレットさん
あしあとをたどって読ませて頂いてました。ゲドのこと、まるで私の気持ちと同じで(でも私は観てないんですがきっとそうであろうと思っていたので)、思わずコメントしかけたのですが人見知りしてしまい・・・(笑)。今更ながらブックマークさせて頂きました。これからも、楽しみにしています。
里帰り
2006年8月12日
実家に到着〜。
今夜は弟もやって来て、久しぶりに家族4人が揃って楽しい夕食になった。
思えば去年の11月、母が突然の病に見舞われ大手術のあと苦しいリハビリを続けてきた中、父も弟も私も嵐に弄ばれる筏のように大揺れに揺れた。どうしようもなくぶつかり、何の解決策も見出せないまま深い海の底に沈んでしまうかに思えたこともたびたびだった。
そんな家庭崩壊の危機を支えたのは、命がけの手術に挑んだ母その人だった。動かない半身と液体を飲み込むことすら思うようにできない口で、それでも自分のことより見舞いに来た私たちのことを気遣い叱咤した母だった。
今更ながら、母という存在がうちの家庭にとってどれほど大切なな存在だったのか思い知らされた。言わば扇のカナメ、失ったら全てが形を失いバラバラに壊れてしまう。
手術から約9ヶ月が経ち、今では多少時間はかかるけれど身の回りのことはひと通り自分でできるようになった母。一昨日、主治医の先生を訪れた時にはその驚異的な回復ぶりに舌を巻かれたらしい。病棟でお世話になった看護婦さんやリハビリの先生方にも久々に会うことができ、入院中に少しでも母に関わって下さったスタッフの皆さんが噂を聞きつけてわらわらと集まり、たくさんのお祝いと励ましと暖かな言葉を頂いてきたわと話す母の顔は、感激のあまり上気していた。
医療に携わる人達はやはり、自分が関わった患者さんが元気になる姿を見ることこそが活力であり生きがいにも繋がるだろう。集中治療室で寝たきりのまま、食事もトイレも誰かの介添えなしにはできなかった母が、ゆっくりでも自分の足で歩いて病棟まで上がって来た姿を見たときの喜びは大きかったに違いない。母の明るい笑顔は、大勢の人達の苦労を全て実のあるものに変え、家族の絆を硬く硬く結びつけてくれたのだった。
今・・・・
ふと後ろを振り返ると、その母がイビキをかきながら爆睡している・・・
そうそう、昨日お寺で頂いてきた「散花」は母にあげた。私はもう1枚持っているし・・・それに、ご先祖様のご加護が母にはきっと降り注ぐような気がして。
明日は母と、何か美味しい料理でも作ろうっと。
今夜は弟もやって来て、久しぶりに家族4人が揃って楽しい夕食になった。
思えば去年の11月、母が突然の病に見舞われ大手術のあと苦しいリハビリを続けてきた中、父も弟も私も嵐に弄ばれる筏のように大揺れに揺れた。どうしようもなくぶつかり、何の解決策も見出せないまま深い海の底に沈んでしまうかに思えたこともたびたびだった。
そんな家庭崩壊の危機を支えたのは、命がけの手術に挑んだ母その人だった。動かない半身と液体を飲み込むことすら思うようにできない口で、それでも自分のことより見舞いに来た私たちのことを気遣い叱咤した母だった。
今更ながら、母という存在がうちの家庭にとってどれほど大切なな存在だったのか思い知らされた。言わば扇のカナメ、失ったら全てが形を失いバラバラに壊れてしまう。
手術から約9ヶ月が経ち、今では多少時間はかかるけれど身の回りのことはひと通り自分でできるようになった母。一昨日、主治医の先生を訪れた時にはその驚異的な回復ぶりに舌を巻かれたらしい。病棟でお世話になった看護婦さんやリハビリの先生方にも久々に会うことができ、入院中に少しでも母に関わって下さったスタッフの皆さんが噂を聞きつけてわらわらと集まり、たくさんのお祝いと励ましと暖かな言葉を頂いてきたわと話す母の顔は、感激のあまり上気していた。
医療に携わる人達はやはり、自分が関わった患者さんが元気になる姿を見ることこそが活力であり生きがいにも繋がるだろう。集中治療室で寝たきりのまま、食事もトイレも誰かの介添えなしにはできなかった母が、ゆっくりでも自分の足で歩いて病棟まで上がって来た姿を見たときの喜びは大きかったに違いない。母の明るい笑顔は、大勢の人達の苦労を全て実のあるものに変え、家族の絆を硬く硬く結びつけてくれたのだった。
今・・・・
ふと後ろを振り返ると、その母がイビキをかきながら爆睡している・・・
そうそう、昨日お寺で頂いてきた「散花」は母にあげた。私はもう1枚持っているし・・・それに、ご先祖様のご加護が母にはきっと降り注ぐような気がして。
明日は母と、何か美味しい料理でも作ろうっと。
散花(さんげ)
2006年8月11日
お盆の季節。
今日は午前中で仕事が終わり、これで来週の火曜日まで連休に突入です。今年はカレンダーがよくてまとまった休みが取れて嬉しい。
夜はエクスと一緒に、国宝級の大きなお寺のライトアップを見に行った。お盆の時期に合わせて毎年行われるこのお寺の大規模なこの行事、今回で3年続けて訪れたことになる。もう私の中では夏の恒例行事、花火と同じくらい楽しみにしていた。
そのライトアップ自体は確かに綺麗で、荘厳なお堂や参道周辺をまるで異空間に浮かぶ場所のように照らし出しているけれど、1度見れば満足してしまうし正直その色合いが私にはあざとく感じられて心から感動するというものではない。
けれど、必ず毎年行きたくなるのは、点灯式の後に行われる読経と法話を聞けるから。しかも、普段は訪れても目にすることができない仏像や文化財を間近に見ながらなのだ。それは私にとって、何度訪れても飽きるどころかますます興味深く引き込まれてゆくものなの。
ちなみに、私は敬虔な仏教徒というわけではなく、むしろバチ当たりなほど知らないことが多いと思う。今日だって何度も説明書きで読んだはずのお寺の開祖をトンと忘れていたし、宗派やその成り立ちと特色に至っては一般常識を下回る情報量しか持っていないぞ・・・。
でも私は、根っからの神社仏閣好きなのです。
だって癒されるんだもん。心に溜まった垢が拭われて、気持ちよくてしょうがないんだもん。
ただお参りに行くだけでも充分にリセットできるのに、運良く誰かの加持祈祷に居合わせてお坊さんの読経を聞けたら・・・もう最高!生まれたばかりの赤子に戻って、これから新しい人生を始められるんだくらいの気分になっちゃいます。
今日の読経も素晴らしかった・・・
10人のお坊さんが調子を合わせて読み進めるお経の数々は、般若心経を除いてはチンプンカンプンで、何を言っているのかすらほとんど判らない。だから私はいつも、最初から最後まで目をつぶっている。暗闇の中でお坊さん達の口から流れ出る言霊とその波長に体を預け、その体に縛られていた心をじんわりと解きほぐしてゆく。
20分も経つと、正座している自分の体が自分のものではないような気がしてくる。確かに感じるのは、堂内に響くお経の、揺らぎながら螺旋を描きながら美しく昇華していく言霊が、両方の耳から体内に入りそして突き抜けてゆく快感だけだ。
私は乾いたスポンジのように、砂漠をさまよい続けて倒れる寸前の旅人のように、それを飲み干した。
読経が終わると、お坊さんが楽しい法話を聞かせてくれた。子供もたくさんいたせいか、難しい言葉はなく笑いを交えた明るいものだった。
そして最後に、参拝者全員に「散花」が配られる。
これは、ちょうど手のひらに乗るほどの大きさの薄い紙で、蓮の花びらの形を模している。色は確か5色あったと思う。この紙には、先ほどの読経によってご先祖様の御霊が降りてこられていて、お坊さんが一人一人に手渡す際にどの色が手元に渡るかわからないが、縁あってのものだから、それをお守りとして大切に持っていて下さいと説明があった。ちなみに、お札のように収めたり焼いたりする必要はないらしい。
別段急ぐ必要もない私達は、堂内の参拝者がほとんどいなくなってから散花を頂きに行った。エクスは赤、私は黄色。いつも持ち歩いている小物入れに入れようとしたら、そこにはちゃんと去年頂いた散花がしまわれていた。1年経っても汚れたり色褪せたところが全く無いそれも、やはり黄色だった。ご縁があるみたい。
ご先祖様・・・いつも、ちっともお墓参りしなくって本当にスミマセン!!1年に1度のこの機会に、まとめてガッツリお祈り申し上げておりますので、どうか・・・どーーうか、ご勘弁下さい!!
さて、明日から実家に行ってきます。
ブログはひと言ずつでも、更新するつもり。
今日は午前中で仕事が終わり、これで来週の火曜日まで連休に突入です。今年はカレンダーがよくてまとまった休みが取れて嬉しい。
夜はエクスと一緒に、国宝級の大きなお寺のライトアップを見に行った。お盆の時期に合わせて毎年行われるこのお寺の大規模なこの行事、今回で3年続けて訪れたことになる。もう私の中では夏の恒例行事、花火と同じくらい楽しみにしていた。
そのライトアップ自体は確かに綺麗で、荘厳なお堂や参道周辺をまるで異空間に浮かぶ場所のように照らし出しているけれど、1度見れば満足してしまうし正直その色合いが私にはあざとく感じられて心から感動するというものではない。
けれど、必ず毎年行きたくなるのは、点灯式の後に行われる読経と法話を聞けるから。しかも、普段は訪れても目にすることができない仏像や文化財を間近に見ながらなのだ。それは私にとって、何度訪れても飽きるどころかますます興味深く引き込まれてゆくものなの。
ちなみに、私は敬虔な仏教徒というわけではなく、むしろバチ当たりなほど知らないことが多いと思う。今日だって何度も説明書きで読んだはずのお寺の開祖をトンと忘れていたし、宗派やその成り立ちと特色に至っては一般常識を下回る情報量しか持っていないぞ・・・。
でも私は、根っからの神社仏閣好きなのです。
だって癒されるんだもん。心に溜まった垢が拭われて、気持ちよくてしょうがないんだもん。
ただお参りに行くだけでも充分にリセットできるのに、運良く誰かの加持祈祷に居合わせてお坊さんの読経を聞けたら・・・もう最高!生まれたばかりの赤子に戻って、これから新しい人生を始められるんだくらいの気分になっちゃいます。
今日の読経も素晴らしかった・・・
10人のお坊さんが調子を合わせて読み進めるお経の数々は、般若心経を除いてはチンプンカンプンで、何を言っているのかすらほとんど判らない。だから私はいつも、最初から最後まで目をつぶっている。暗闇の中でお坊さん達の口から流れ出る言霊とその波長に体を預け、その体に縛られていた心をじんわりと解きほぐしてゆく。
20分も経つと、正座している自分の体が自分のものではないような気がしてくる。確かに感じるのは、堂内に響くお経の、揺らぎながら螺旋を描きながら美しく昇華していく言霊が、両方の耳から体内に入りそして突き抜けてゆく快感だけだ。
私は乾いたスポンジのように、砂漠をさまよい続けて倒れる寸前の旅人のように、それを飲み干した。
読経が終わると、お坊さんが楽しい法話を聞かせてくれた。子供もたくさんいたせいか、難しい言葉はなく笑いを交えた明るいものだった。
そして最後に、参拝者全員に「散花」が配られる。
これは、ちょうど手のひらに乗るほどの大きさの薄い紙で、蓮の花びらの形を模している。色は確か5色あったと思う。この紙には、先ほどの読経によってご先祖様の御霊が降りてこられていて、お坊さんが一人一人に手渡す際にどの色が手元に渡るかわからないが、縁あってのものだから、それをお守りとして大切に持っていて下さいと説明があった。ちなみに、お札のように収めたり焼いたりする必要はないらしい。
別段急ぐ必要もない私達は、堂内の参拝者がほとんどいなくなってから散花を頂きに行った。エクスは赤、私は黄色。いつも持ち歩いている小物入れに入れようとしたら、そこにはちゃんと去年頂いた散花がしまわれていた。1年経っても汚れたり色褪せたところが全く無いそれも、やはり黄色だった。ご縁があるみたい。
ご先祖様・・・いつも、ちっともお墓参りしなくって本当にスミマセン!!1年に1度のこの機会に、まとめてガッツリお祈り申し上げておりますので、どうか・・・どーーうか、ご勘弁下さい!!
さて、明日から実家に行ってきます。
ブログはひと言ずつでも、更新するつもり。
ゆかたとアールグレイ
2006年8月5日
タカのベッドで目を覚ました時、いちばん最初に頭に浮かんだのはカーテンを開けて外を見なくちゃ!ということだった。
今日は、待ちに待った花火大会!
まだ寝足りない体を起こしてそっとカーテンを開けると、空は真っ青に晴れ渡り太陽は既に揚々と昇りきって、これぞ夏!的な雰囲気いっぱい。
やったねーー! 神様、ありがとう!
何しろ、ゆかた着て行くんだもん。トイレとか鼻緒が痛いだろうなとか気になることはあったけど、やっぱり花火と祭りにはゆかたでないとね。ニッポンの夏、したいもんね。
しかも今年は。 ちょっと大判振る舞いしちゃいました。
お弁当とお茶付きの有料観覧席、取っちゃいました。これがなんと驚きの1人6000円!こんな贅沢は初めてです。いやちょっと、予定外のお小遣いが入ったのでタカの分もゴチです。なんて太っ腹な。
午後遅く、高校の授業で作ったお気に入りのゆかたを着てタカと手をつなぎ家を出た。1年に1度しか着ないゆかたを身につけた体は、最初こそぎこちなく動いていたけれどすぐに感覚を取り戻した。締め上げた帯が呼吸を邪魔しないようになると、もう大丈夫。
まずは電車に乗り、タカの誕生日プレゼントの財布を探しに街をウロウロ。飽きるほど知り尽くしたいつもの繁華街も、ゆかたで歩くと全然違って見えるから面白い。もうすでにゆかた姿の人がたくさんいて、その色合いや帯の結び方や髪型と小物などの合わせ方を見るだけで楽しくなってくる。この界隈はふだん、誰も彼もが不機嫌そうにキュッと唇を結び早足で歩き、人にぶつかっても平気で通り過ぎてゆくような殺伐とした雰囲気なのに、今日ばかりはちょっと違った。ゆかたの女性を連れて歩く男性の、ふと見せる気遣いが心地良く目に止まる。
さて、タカのお財布はつらつらと探し歩いているうちにイイのが見つかった。彼はひと目見て気に入って、私は内心(ほほ〜う、それを選ぶのか)と思ったけれどでも喜んでくれて良かった。それは、安物ではなく当然ブランド品でもないけれど、何と言うか・・・ロックな財布だった。もっと言えば、70年代のブリティッシュ・ロック・・・・か。なんじゃそりゃ。ま、とにかくそれはタカによく似合っていた。Gパンのおしりから出した時、「ああ〜この人らしい財布だな」って思うようなね。もう、落としちゃイヤよ。
それからブラブラしているともう夕暮れ。花火は有料席だから場所取りする必要がないとはいえ、かなりの混雑になるはずなので早めに会場に向かうことにした。
すると案の定、電車は通勤ラッシュ並みの大混雑。降りた駅では人が溢れかえってなかなか階段も降りられないくらいだった。そこから会場である河川敷までは、のんびり歩いて10分ほど。続々と集まってくる人波、屋台も賑わっている。ふと見上げた空は少しずつその色を変えて、夏の夕暮れ独特の景色を作り出していた。誘導のアナウンスに流されて土手を降り、川沿いの河川敷に設けられた有料席エリアに入る。チケットと引き換えにお弁当とお茶を受け取り、テーブルと折りたたみ椅子がならんだ席にやっと腰を落ち着けた。
さっそく楽しみにしていたお弁当を開く。思ったよりちゃんとした、行楽弁当。小さく仕切られた中にちらし寿司と数種類のおかずがきれいに並んでいてどれも美味しかった。タカと2人で、ただのシャケ弁だったらどうする〜?なんて言ってたけど、これなら満足満足。
食べ終わって、ボードゲームなんかをやりながら1時間ほど待った頃。川を挟んだ向かい側にそびえる高層ビル群に明かりが灯りすっかり日も暮れたと思ったら、唐突にカウントダウンが始まった。
びっくりするほど近いところでシュッという発射音が聞こえたかと思うと、小さな白い火の玉が数個、勢い良く夜空に駆け上がって行った。最初の大輪の花火がドンッというお腹に響く轟音と共に大きく開いた時の感動は、忘れられない。いくつになっても、何度見ても、打ち上げ花火は鳥肌が立つくらい興奮する。
それから約1時間、ほとんど真上に次から次へと上がる花火を寄り添って見上げていた私達。後半はもう、首が痛くなるくらいだった。こんなに近くで大きな打ち上げ花火を見たのは久しぶりだったと気付いた。最後に、夜空全体が昼間のように明るくなるほどたくさんの花火が打ちあがり、あっという間に終了。真っ暗な夜空に優しい色の月が浮かんでいるのを見て、夢から覚めた。
そして帰り道は、人ごみを避けてひと駅ぶんだけ歩いた。
いつもは電車に乗って渡る大きな川を、反対側に向かってテクテクと。タカが「足、痛くない?」と気使ってくれる。夜風がゆかたの裾をなびかせて、隣を歩くタカの足元に絡みついた。ときどきぎゅっと握る手、同じ景色を見て他愛もないことを言い合いながら一緒に歩くこんな時、私は無性に幸せを感じる。そしてそれを、伝えたくなる。タカはそんなもんかねぇというふうに笑っていた。
途中、屋台のカキ氷をほおばりながら30分ほど歩いただろうか、さすがに足が痛くなりタカはお腹が空いてきたところで、1軒のカフェが目に入った。外国の、海沿いなんかにありそうなガラス張り外観。明る過ぎない照明がオアシスのように見えて吸い込まれるようにドアを開け、私はアールグレイをホットで、タカはピザを注文した。
こじんまりした店内は、もう全員が花火帰りで大賑わい。店の雰囲気とゆかた姿が思いっきりミスマッチでおもしろい。
ゆかたで飲むアールグレイ。
大正ロマンの香りがする。
タカは、さすがに少しお疲れぎみ。いつもながら、持久力は私のほうが上なのだ。でも楽しかったと笑いながら、ピザをバクバクほおばっていた。
さあ、おうちに帰ろう〜♪
ゆっくりお風呂に入って、腰にお灸でもしてあげようね〜♪
今日は、待ちに待った花火大会!
まだ寝足りない体を起こしてそっとカーテンを開けると、空は真っ青に晴れ渡り太陽は既に揚々と昇りきって、これぞ夏!的な雰囲気いっぱい。
やったねーー! 神様、ありがとう!
何しろ、ゆかた着て行くんだもん。トイレとか鼻緒が痛いだろうなとか気になることはあったけど、やっぱり花火と祭りにはゆかたでないとね。ニッポンの夏、したいもんね。
しかも今年は。 ちょっと大判振る舞いしちゃいました。
お弁当とお茶付きの有料観覧席、取っちゃいました。これがなんと驚きの1人6000円!こんな贅沢は初めてです。いやちょっと、予定外のお小遣いが入ったのでタカの分もゴチです。なんて太っ腹な。
午後遅く、高校の授業で作ったお気に入りのゆかたを着てタカと手をつなぎ家を出た。1年に1度しか着ないゆかたを身につけた体は、最初こそぎこちなく動いていたけれどすぐに感覚を取り戻した。締め上げた帯が呼吸を邪魔しないようになると、もう大丈夫。
まずは電車に乗り、タカの誕生日プレゼントの財布を探しに街をウロウロ。飽きるほど知り尽くしたいつもの繁華街も、ゆかたで歩くと全然違って見えるから面白い。もうすでにゆかた姿の人がたくさんいて、その色合いや帯の結び方や髪型と小物などの合わせ方を見るだけで楽しくなってくる。この界隈はふだん、誰も彼もが不機嫌そうにキュッと唇を結び早足で歩き、人にぶつかっても平気で通り過ぎてゆくような殺伐とした雰囲気なのに、今日ばかりはちょっと違った。ゆかたの女性を連れて歩く男性の、ふと見せる気遣いが心地良く目に止まる。
さて、タカのお財布はつらつらと探し歩いているうちにイイのが見つかった。彼はひと目見て気に入って、私は内心(ほほ〜う、それを選ぶのか)と思ったけれどでも喜んでくれて良かった。それは、安物ではなく当然ブランド品でもないけれど、何と言うか・・・ロックな財布だった。もっと言えば、70年代のブリティッシュ・ロック・・・・か。なんじゃそりゃ。ま、とにかくそれはタカによく似合っていた。Gパンのおしりから出した時、「ああ〜この人らしい財布だな」って思うようなね。もう、落としちゃイヤよ。
それからブラブラしているともう夕暮れ。花火は有料席だから場所取りする必要がないとはいえ、かなりの混雑になるはずなので早めに会場に向かうことにした。
すると案の定、電車は通勤ラッシュ並みの大混雑。降りた駅では人が溢れかえってなかなか階段も降りられないくらいだった。そこから会場である河川敷までは、のんびり歩いて10分ほど。続々と集まってくる人波、屋台も賑わっている。ふと見上げた空は少しずつその色を変えて、夏の夕暮れ独特の景色を作り出していた。誘導のアナウンスに流されて土手を降り、川沿いの河川敷に設けられた有料席エリアに入る。チケットと引き換えにお弁当とお茶を受け取り、テーブルと折りたたみ椅子がならんだ席にやっと腰を落ち着けた。
さっそく楽しみにしていたお弁当を開く。思ったよりちゃんとした、行楽弁当。小さく仕切られた中にちらし寿司と数種類のおかずがきれいに並んでいてどれも美味しかった。タカと2人で、ただのシャケ弁だったらどうする〜?なんて言ってたけど、これなら満足満足。
食べ終わって、ボードゲームなんかをやりながら1時間ほど待った頃。川を挟んだ向かい側にそびえる高層ビル群に明かりが灯りすっかり日も暮れたと思ったら、唐突にカウントダウンが始まった。
びっくりするほど近いところでシュッという発射音が聞こえたかと思うと、小さな白い火の玉が数個、勢い良く夜空に駆け上がって行った。最初の大輪の花火がドンッというお腹に響く轟音と共に大きく開いた時の感動は、忘れられない。いくつになっても、何度見ても、打ち上げ花火は鳥肌が立つくらい興奮する。
それから約1時間、ほとんど真上に次から次へと上がる花火を寄り添って見上げていた私達。後半はもう、首が痛くなるくらいだった。こんなに近くで大きな打ち上げ花火を見たのは久しぶりだったと気付いた。最後に、夜空全体が昼間のように明るくなるほどたくさんの花火が打ちあがり、あっという間に終了。真っ暗な夜空に優しい色の月が浮かんでいるのを見て、夢から覚めた。
そして帰り道は、人ごみを避けてひと駅ぶんだけ歩いた。
いつもは電車に乗って渡る大きな川を、反対側に向かってテクテクと。タカが「足、痛くない?」と気使ってくれる。夜風がゆかたの裾をなびかせて、隣を歩くタカの足元に絡みついた。ときどきぎゅっと握る手、同じ景色を見て他愛もないことを言い合いながら一緒に歩くこんな時、私は無性に幸せを感じる。そしてそれを、伝えたくなる。タカはそんなもんかねぇというふうに笑っていた。
途中、屋台のカキ氷をほおばりながら30分ほど歩いただろうか、さすがに足が痛くなりタカはお腹が空いてきたところで、1軒のカフェが目に入った。外国の、海沿いなんかにありそうなガラス張り外観。明る過ぎない照明がオアシスのように見えて吸い込まれるようにドアを開け、私はアールグレイをホットで、タカはピザを注文した。
こじんまりした店内は、もう全員が花火帰りで大賑わい。店の雰囲気とゆかた姿が思いっきりミスマッチでおもしろい。
ゆかたで飲むアールグレイ。
大正ロマンの香りがする。
タカは、さすがに少しお疲れぎみ。いつもながら、持久力は私のほうが上なのだ。でも楽しかったと笑いながら、ピザをバクバクほおばっていた。
さあ、おうちに帰ろう〜♪
ゆっくりお風呂に入って、腰にお灸でもしてあげようね〜♪
誕生日おめでとう!
2006年8月4日
今日はタカの誕生日!
3時には仕事を終えて帰ってきた私は、彼のリクエストに答えるべくバースデーディナーの用意。車でタカの家まで行き、途中のスーパーで買い出しをしてちらし寿司とハンバーグとなめこの味噌汁を作って彼の帰りを待っていた。
しっかし、メニュー的にどうよこの取り合わせ。タカに食べたい物を聞いた結果こうなったんだけどね。それでも意外とマッチしちゃった・・・。
いつもながら美味しい美味しいと言って、あっという間に平らげたタカ。その嬉しそうな笑顔で、冷房が全く効かない台所で汗だくになって作った苦労が100倍の喜びになって返ってくる〜。
それから、近くの美味しいケーキ屋さんで買っておいたバースデーケーキにロウソクを立て、誕生日には定番のセレモニー。だけどあの歌って、マンツーマンで歌ってあげると何だかすっごくハズカシイ・・・
プレゼントは、翌日一緒に買いに行くことになっていた。この間失くしてしまったお財布。持ち物にはこだわりってものがあるから、プレゼントでも選んでもらうほうがいい。
とは言え誕生日の当日に、何も渡すものがないのはちょっと淋しいなぁ・・・とは思っていた。けれど愛情たっぷりの料理とケーキでお祝いできれば充分かなぁ、お財布プレゼントするし。
そんなことをつらつらと考えながら昨日、何気なく入ったお店でいいものを見つけた。
それは、香水。
タカが去年の夏に海外出張に行った時、お土産で私に香水を買ってくれて、それ以来すっかり気に入って使っているんだけど、最近は「僕もつけてみようかなぁ」と言いつつ、何となく気が乗らないのか好きな香りが見つからないのかでまだ買っていない。
それを思い出して、店先のサンプルを手に取り色々なブランドの香りを嗅いでみた。男性用のって、濃い香りが多いのね〜!頭がクラクラしてきていったん店の外に出て休憩したもん。
そして小1時間、真剣に検討した結果。
ブルガリ・アクアに決定。
タカの雰囲気と彼の本来の匂いと、香りの好みやトップノートからミドル、エンドノートへの移り変わりまでをできる限り考慮して判断。気に入ってもらえる自信はあった。
ケーキをほおばる彼にその包みを渡したら、まさか今日何かもらえるとは思っていなかったらしくてびっくりしていた。こういうサプライズって、私は自分がされるよりも誰かにするほうがとても好き!好きな人が喜ぶ顔を見るって、本当に楽しいことだわ。
その香りは思ったとおり、すごく気に入ってもらえた。大丈夫だとは思っていたけど好みが違ったらもう仕方ないから、その時は無理して使わないでねって言うつもりだったけどホッとした。タカ、香水デビュー。高価なものではないけれど、初めてつけるものとしては品格を失わない良いものだと思う。
誕生日って・・・
1才ずつ年を重ねていくって、その時々は大して何の感慨もない場合が多い。
だけどまとまると、5年とか10年とか振り返ってみるとすごいなぁって思う。よく今日まで生きてきたなぁと(笑)。
タカも言ってたけど誕生日は感謝する日だよね。両親をはじめ今まで関わってくれた全ての人に。
タカが生まれた日、きっとたくさんの人たちが祝ってくれたに違いない。おめでとうと祝福された大切なこの日。
タカの人生はたぶん、これからまだまだずっと続くだろう。わかんないけど、とりあえずそう仮定しよう。その長い道のりの途中で出会えた私達、私はそんなタカの誕生日を祝えるってことがとっても嬉しい。タカと知り合わなかったら、何の変哲もないただの1日なだけの8月4日。だけど今は、特別な1日。
やっぱりこのひと言しかないでしょう!
タカ、誕生日おめでとう!!
3時には仕事を終えて帰ってきた私は、彼のリクエストに答えるべくバースデーディナーの用意。車でタカの家まで行き、途中のスーパーで買い出しをしてちらし寿司とハンバーグとなめこの味噌汁を作って彼の帰りを待っていた。
しっかし、メニュー的にどうよこの取り合わせ。タカに食べたい物を聞いた結果こうなったんだけどね。それでも意外とマッチしちゃった・・・。
いつもながら美味しい美味しいと言って、あっという間に平らげたタカ。その嬉しそうな笑顔で、冷房が全く効かない台所で汗だくになって作った苦労が100倍の喜びになって返ってくる〜。
それから、近くの美味しいケーキ屋さんで買っておいたバースデーケーキにロウソクを立て、誕生日には定番のセレモニー。だけどあの歌って、マンツーマンで歌ってあげると何だかすっごくハズカシイ・・・
プレゼントは、翌日一緒に買いに行くことになっていた。この間失くしてしまったお財布。持ち物にはこだわりってものがあるから、プレゼントでも選んでもらうほうがいい。
とは言え誕生日の当日に、何も渡すものがないのはちょっと淋しいなぁ・・・とは思っていた。けれど愛情たっぷりの料理とケーキでお祝いできれば充分かなぁ、お財布プレゼントするし。
そんなことをつらつらと考えながら昨日、何気なく入ったお店でいいものを見つけた。
それは、香水。
タカが去年の夏に海外出張に行った時、お土産で私に香水を買ってくれて、それ以来すっかり気に入って使っているんだけど、最近は「僕もつけてみようかなぁ」と言いつつ、何となく気が乗らないのか好きな香りが見つからないのかでまだ買っていない。
それを思い出して、店先のサンプルを手に取り色々なブランドの香りを嗅いでみた。男性用のって、濃い香りが多いのね〜!頭がクラクラしてきていったん店の外に出て休憩したもん。
そして小1時間、真剣に検討した結果。
ブルガリ・アクアに決定。
タカの雰囲気と彼の本来の匂いと、香りの好みやトップノートからミドル、エンドノートへの移り変わりまでをできる限り考慮して判断。気に入ってもらえる自信はあった。
ケーキをほおばる彼にその包みを渡したら、まさか今日何かもらえるとは思っていなかったらしくてびっくりしていた。こういうサプライズって、私は自分がされるよりも誰かにするほうがとても好き!好きな人が喜ぶ顔を見るって、本当に楽しいことだわ。
その香りは思ったとおり、すごく気に入ってもらえた。大丈夫だとは思っていたけど好みが違ったらもう仕方ないから、その時は無理して使わないでねって言うつもりだったけどホッとした。タカ、香水デビュー。高価なものではないけれど、初めてつけるものとしては品格を失わない良いものだと思う。
誕生日って・・・
1才ずつ年を重ねていくって、その時々は大して何の感慨もない場合が多い。
だけどまとまると、5年とか10年とか振り返ってみるとすごいなぁって思う。よく今日まで生きてきたなぁと(笑)。
タカも言ってたけど誕生日は感謝する日だよね。両親をはじめ今まで関わってくれた全ての人に。
タカが生まれた日、きっとたくさんの人たちが祝ってくれたに違いない。おめでとうと祝福された大切なこの日。
タカの人生はたぶん、これからまだまだずっと続くだろう。わかんないけど、とりあえずそう仮定しよう。その長い道のりの途中で出会えた私達、私はそんなタカの誕生日を祝えるってことがとっても嬉しい。タカと知り合わなかったら、何の変哲もないただの1日なだけの8月4日。だけど今は、特別な1日。
やっぱりこのひと言しかないでしょう!
タカ、誕生日おめでとう!!
ひまわりの夢
2006年8月1日
8月だ!
8月、と聞くとひまわりをイメージする。
真っ青な空に見上げる入道雲、麦わら帽子と虫取り網。
草いきれ、蝉の声、すいかをほうばったあとのお昼寝。
遠い遠い・・・夏休みの記憶。
今じゃ1週間ももらえない貧相なお盆休みを、それでもどうやって過ごそうかと悩んでしまう大人になった私だ。やりたいことは多すぎ、使えるお金は少なすぎる。あれもダメ、これもちょっと無理・・・ため息が、あの日とちっとも変わらない蝉の声にかき消される。
子供の頃、いーや、正直に言うと高校卒業するまで、学校や親に縛られる人生が嫌で早く大人になりたいと思っていた。大人になれば誰にも命令されず遠慮もせず、大手を振って好きなように生きていられるもんだと信じていた。だからこそ、大人なのだと。
しかし悲しいことに私は詰めが甘かった。その甘さを、誰にも面と向かって膝をそろえて諭してもらえず、いーやそれは誰のせいでもない身から出たサビなのだけれど、とにかくあれよあれよと言う間に社会の大波に飲み込まれた。ただ本当に運が良かったことに、流されてたどり着いた岸辺には磨けば磨いただけ光るダイヤモンドが転がっていたのだった。
それでも、こんな夜には(どんな夜だ?)
もしかして私
全然違った人生があったかも知れない、なーんて妄想中
どんな手段を使ってでも、アラブの石油王と結婚して湯水のようにお金を使いまくる日々、とか・・・
・・・・
我ながら、発想が貧困。
ま、いいか。
今宵に何の不足があろうか?
エアロスミスのご機嫌な歌声をききながら
お気に入りのヨーグルトをほおばる以外に、何が?????
8月、と聞くとひまわりをイメージする。
真っ青な空に見上げる入道雲、麦わら帽子と虫取り網。
草いきれ、蝉の声、すいかをほうばったあとのお昼寝。
遠い遠い・・・夏休みの記憶。
今じゃ1週間ももらえない貧相なお盆休みを、それでもどうやって過ごそうかと悩んでしまう大人になった私だ。やりたいことは多すぎ、使えるお金は少なすぎる。あれもダメ、これもちょっと無理・・・ため息が、あの日とちっとも変わらない蝉の声にかき消される。
子供の頃、いーや、正直に言うと高校卒業するまで、学校や親に縛られる人生が嫌で早く大人になりたいと思っていた。大人になれば誰にも命令されず遠慮もせず、大手を振って好きなように生きていられるもんだと信じていた。だからこそ、大人なのだと。
しかし悲しいことに私は詰めが甘かった。その甘さを、誰にも面と向かって膝をそろえて諭してもらえず、いーやそれは誰のせいでもない身から出たサビなのだけれど、とにかくあれよあれよと言う間に社会の大波に飲み込まれた。ただ本当に運が良かったことに、流されてたどり着いた岸辺には磨けば磨いただけ光るダイヤモンドが転がっていたのだった。
それでも、こんな夜には(どんな夜だ?)
もしかして私
全然違った人生があったかも知れない、なーんて妄想中
どんな手段を使ってでも、アラブの石油王と結婚して湯水のようにお金を使いまくる日々、とか・・・
・・・・
我ながら、発想が貧困。
ま、いいか。
今宵に何の不足があろうか?
エアロスミスのご機嫌な歌声をききながら
お気に入りのヨーグルトをほおばる以外に、何が?????
I need 精力
2006年7月29日
早起きして、日帰りで名古屋に行ってきた。
人生の師と仰ぐ姉御と、心から信頼して止まない兄貴分との3人で、ひつまぶしを食べたあとケーキセットでお茶を飲みながら何の遠慮もない楽しい時間を過ごすことができた。
普段は別々の街に住んでいる私達。たまにメールでやりとりをするくらいしかしないけど、会えばいつでも腹を割って何でも話せる。時間も距離も越えて信頼し続けていられる関係の、何と言う心地良さ・・・。
それにしても、姉御にご馳走していただいたひつまぶしの美味しかったことと言ったら!!たぶん、名古屋で一番の味なのではないかここは。11時の開店を待つ行列が、10時半の時点でもうかなりの長さ。でも1時間待っても食べる価値アリよ!お値段もちょっと高めだけど、後悔しません!
ってことで、HPご紹介しときます。腹ペコの人は目の毒・・・。
http://www.houraiken.com/
タカはまだ体調が良くない。今日はお腹を壊してヘロヘロになっていたのでお土産にはういろうときしめんを買って帰り、夜は私の家に来て土鍋で美味しいうどんすきを作って食べた。うくく、可哀想に。
仕事も遊びも忙しかった7月。
この週末は好きなだけ寝坊して、美味しいものを食べて、まったりと借りてきた映画を見て過ごそう。
2人が得意な、甘えて甘えられる時間を作ろう。
人生の師と仰ぐ姉御と、心から信頼して止まない兄貴分との3人で、ひつまぶしを食べたあとケーキセットでお茶を飲みながら何の遠慮もない楽しい時間を過ごすことができた。
普段は別々の街に住んでいる私達。たまにメールでやりとりをするくらいしかしないけど、会えばいつでも腹を割って何でも話せる。時間も距離も越えて信頼し続けていられる関係の、何と言う心地良さ・・・。
それにしても、姉御にご馳走していただいたひつまぶしの美味しかったことと言ったら!!たぶん、名古屋で一番の味なのではないかここは。11時の開店を待つ行列が、10時半の時点でもうかなりの長さ。でも1時間待っても食べる価値アリよ!お値段もちょっと高めだけど、後悔しません!
ってことで、HPご紹介しときます。腹ペコの人は目の毒・・・。
http://www.houraiken.com/
タカはまだ体調が良くない。今日はお腹を壊してヘロヘロになっていたのでお土産にはういろうときしめんを買って帰り、夜は私の家に来て土鍋で美味しいうどんすきを作って食べた。うくく、可哀想に。
仕事も遊びも忙しかった7月。
この週末は好きなだけ寝坊して、美味しいものを食べて、まったりと借りてきた映画を見て過ごそう。
2人が得意な、甘えて甘えられる時間を作ろう。
You give love a bad name...
2006年7月28日
エクスと飲んだ。
したたかに酔って家に帰り着き、ヘロヘロのままシャワーを浴びて少しは頭がすっきりしたものの、キーボードを打つ指はあまり思うように動いてはくれない。
酔って1人になると、私はたいてい独り言を言い続けている。
最初はただの独り言・・・
そのうちに、誰かに向かって語り始める。あたかもその人が目の前にいるかのように。
今日はK先生と話し、自分にも問いかけ、最終的にはやっぱりタカに想いをぶつけていた。面と向かっては言わない、いや、言う必要のない私の心のおしゃべり。たらたらと、澱みなく、そしてシャワーのお湯といっしょに儚く流れゆく。
上気した体を扇風機に当てながら、どうしても聞きたくなったのがボン・ジョビの声だった。
叫ぶように歌いたい衝動に駆られ、でも、クーラーをつけずに窓を全開にしている手前それもできず、やり場のないくすぐったいような感情をなだめるためだけにこうして文字を並べている。
一方で、今、タカとのメールをやりとり。
この間の野外ライブで雨に打たれたせいか、昨日から体調を崩したタカ。週末の予定を決めたりと、他愛もない話。
そんなことが、愛おしく思えて泣きたくなる。
ジョンのせいだ。
ジョンの声のせいだよ。
もう自分は大丈夫になったって、ずっと前から判ってはいたのに
そうじゃないフリをして温もりをむさぼっていた
だけど
もうしばらくだけそうしていようと思う
いよいよ
次のプラットホームに立つまでは
したたかに酔って家に帰り着き、ヘロヘロのままシャワーを浴びて少しは頭がすっきりしたものの、キーボードを打つ指はあまり思うように動いてはくれない。
酔って1人になると、私はたいてい独り言を言い続けている。
最初はただの独り言・・・
そのうちに、誰かに向かって語り始める。あたかもその人が目の前にいるかのように。
今日はK先生と話し、自分にも問いかけ、最終的にはやっぱりタカに想いをぶつけていた。面と向かっては言わない、いや、言う必要のない私の心のおしゃべり。たらたらと、澱みなく、そしてシャワーのお湯といっしょに儚く流れゆく。
上気した体を扇風機に当てながら、どうしても聞きたくなったのがボン・ジョビの声だった。
叫ぶように歌いたい衝動に駆られ、でも、クーラーをつけずに窓を全開にしている手前それもできず、やり場のないくすぐったいような感情をなだめるためだけにこうして文字を並べている。
一方で、今、タカとのメールをやりとり。
この間の野外ライブで雨に打たれたせいか、昨日から体調を崩したタカ。週末の予定を決めたりと、他愛もない話。
そんなことが、愛おしく思えて泣きたくなる。
ジョンのせいだ。
ジョンの声のせいだよ。
もう自分は大丈夫になったって、ずっと前から判ってはいたのに
そうじゃないフリをして温もりをむさぼっていた
だけど
もうしばらくだけそうしていようと思う
いよいよ
次のプラットホームに立つまでは