という訳ですっかりお気に入りになった革ジャン。


寒くなると予報が言ったので、今日も思う存分革ジャンを着て歩けるとウキウキしながら家を出た。その時はまだ、きれいな青空が広がっていたのに・・・

昼下がり。仕事先を一歩出ると、外はどしゃ降りの雨だった。傘など持ってない!そう、革ジャンに雨は最大の天敵なのにぃぃぃ!

まさか、こんなに早くその実力を試す時が来るとは思っていなかった。私は意を決して勢い良く飛び出し、駅までの道のりを5分間、大粒の雨に打たれながら走り続けた。髪がみるみるうちにびっしょり。

でも革ジャンは、きれいに雨粒を弾いていた。よしよし。実は先週末に、タカとホームセンターに行き防水スプレーを買ってきてさっそく吹きつけておいたのだ。見た目は何の変化も無いので「ほんとに効いてるの?」と半信半疑だったふたり。調子に乗って傘、ブーツ、スニーカー、カバンやベルトにまで防水処理。濡れたら困るものって意外と多かったんだなと変なとこで気づいた。

息をきらしてたどり着いた駅のホームで、脱いだ革ジャンをバサバサッとひと振り。水滴はほとんど飛んで、全く沁み込んでいなかったからびっくりした。あとはハンカチでサッとふけば大丈夫。ブラボー、防水スプレー!!

革製品はお手入れが大変だけれど、ていねいに使えば一生モノだと言う。実は私はけっこう面倒くさがりで、手入れをせずに結局ダメにするのが判っているから革のものを避けていたとも言える。けれどタカが買ってきてくれたこの革ジャンだけは、本当に一生着てやろうと思う。どうやってお手入れすればいいのか、もうちゃんとネットで調べた。クリーナーやクリームを買って、シーズンオフにはきれいに保管しよう。そして多少の汚れやキズができても、それが独特の味に変わるのが革製品の醍醐味でもあるし。


はまったナァ。この革ジャンには、すっかりはまった。

どうしてだろう。タカが一生懸命選んで買ってきてくれたという嬉しさ。それと、ひと目で気に入ったこと。そう、自分でも意外だった・・・すんなりと着こなせたことが。タカも「予想以上に似合ってる」と感心していた。ふぅん、またちょっとした新しい扉を開けたみたいだ。

これからは、服やバック、靴など身につける物を吟味して買おう。本当に好きで、質もそこそこ良いものを必要なだけ手元に置いて、大切に長く愛用したい。ちょっといいなと思って欲しくなった安っぽいものを安易に買うのはよそう。お金も物も、結局もったいないことになってしまうから。



・・・ん?これって・・・

生き方にも通じるかも。

生きるってことは、その瞬間瞬間が全て、完全に自由な自分自身の選択の連続なのだから。

本当に必要とする物を。

本当に必要とする時を。

本当に必要とする場所を。

そしてできれば

そのいずれにも、こだわらない心を。

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