少しずつ・・・

2007年3月13日
昨日の夜中に、自宅に帰ってきた。

倒れこむように眠り怖い夢を見て起きた朝。

今日から、いつも通りのスケジュールで仕事が始まる。

行く先々でたくさんの方からお悔やみの言葉を頂き、気持ちが慰められる。こういう時は概して年配の方のほうが、本当に相手の気持ちに寄り添った言葉を選んで励ましてくれる。さすが、艱難辛苦を乗り越えてきたのだろう逞しさと感情の豊かさが覗えてホッとする。

朝8時に家を出て夜9時過ぎに家に帰り、焼きシャケと厚焼き玉子と納豆という変な組み合わせで夕食を済ませ、眠くならないうちに確定申告書の作成に取り掛かり完成させ、やっと一息ついてお風呂に入る。久しぶりにゆっくりと本を読みながらのリラックスタイム・・・自分を取り戻す。

そうそう。

母が亡くなった朝に、昔治療した奥歯の詰め物が取れてしまったのだけど、今日の午後、仕事のあいまを見つけてやっと歯医者に行ってきた。麻酔を打たれ、ゴリゴリと治されるあの感覚。何年ぶりだろう、恐れていたほど痛くなかったけれどやっぱりできればもうやりたくない。これで大丈夫かと思いきや、何だか治療跡がじんわり痛むじゃないか。少し様子を見て、まだ痛かったらまた行かなきゃ(涙)


それにしても・・・この週末は、みんなに励まされた。

みなみん、しえちゃん、砂ちゃん、K子さん。

それぞれがその人らしい方法で、私の疲れと悲しみを少しでも軽くしようとしてくれた。こういう体験をするとつくづく思うけれど、人の力はすごい。良くも悪くも、言葉を使っても使わなくても、人が人に与えるエネルギーを軽んじてはいけないのだ。

暖かいみんなの気持ちを全身で受け止めながら、私ができることはただ「ありがとう」と繰り返すことだけ・・・ありがとう、本当に。いつか私が、苦しい時のみんなを少しでも支えることができますように。

今週は、忙しい。地に足をつけて慌てずゆっくりとやるべき事をこなしてゆこう。そう言えば今日、車で仕事先から帰る途中で、危うくバイクの若い男の子とぶつかるとこだったんだ。交差点にさしかかった時、何故かその少し前から警官の姿が脳裏に浮かんで、早めに減速していたお蔭で助かった。バイクの子は、前方不注意のままかなりのスピードで交差点に突っ込んで来て曲がろうとし、私の車に突っ込んで来たのだ。バランスを崩して転倒したけれど、私はもう止まりかけていたし車のかなり手前だったためぶつからずに済んだのだった。ドアを開け、「大丈夫ですか?」と聞いた私は至って冷静だった。男の子は「大丈夫です、スミマセン」と走り去って行った。

母だ。

母が、守ってくれたのだった。

ありがと、お母さん!車の運転は、気をつけるからね。


写真の笑顔に手を合わせた。

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