声・・・この不思議なちから。

理屈抜きで好きな声、もうどうしようもなく「感じる」声に出会えたら幸せだ。生きている間に、いったい何度出会えるかわからない。

この方、マーク・マーフィです。

ジャケ写真・・・どうして誰も止めてあげなかったんだろうってくらい、怖い。こんな顔の人が、空き缶を探しながら近所をうろついていたら間違いなく怖いっす。ついでにバラすと、ケースを開けて中の写真もことごとくこんな感じ。小さな子供は泣き出すでしょう。

ところがっ!!

歌声が、私のツボに「どストライク」なのでした。外見通りのダーティーさ(重ね重ね失礼!)が見え隠れする、大人の甘さと色気を携えた他に類を見ない魅力に溢れた歌声は、いつもの見慣れた部屋を異国のジャズバーに変えてしまいます。

マーク・マーフィの歌声を初めて聴いたのは、FCQ(ファイブ・コーナーズ・クィンテット)のアルバム。フィンランド出身の抜群の才能とセンスを持った4人が奏でるクラブ・ジャズは、一度聴いただけで私を虜にした。運良く、来日した際にブルーノートでのライブを見ることができ、演奏後に全員と握手を交わし怪しい英語でつかの間の親交を持ち、サイン入りのCDを手に入れたあの日の感動は今も胸に焼きついている・・・♪

そのアルバムの中の1曲でマーク・マーフィが歌っているのだけれど、これがまた、むっっちゃくちゃカッコイイ!!!ちょっと待って、これは一体誰なの。こんな声でこんな風に歌えるなんて、どんな人なんだろう。髪型は、目の色は、そもそも何人なんだろう・・・と聴くたびに妄想を膨らませていた私。そしたらこの前、タカが「こんなのあったよ」と教えてくれたのがこのアルバム。ジャケを見た瞬間、私の淡い愉しみは影も形もなく消え去ったけれど、やはりこの声・・・ああ〜〜ん、感じるぅ。

今宵も、このたまらなく心地良いバイブレーションに身を任せたまま眠ろう。




今日から、3月。

街角に沈丁花の香りが漂う日が、待ち遠しいな。
(ゆにぞんさんが羨ましい〜!)

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