薬は大っ嫌いだけど

2006年12月30日
さて、今日から実家。

今年は母が病気ということでお正月が来ると言ってもお祝い気分にはなれず、ただ一応の節目だから形式だけでも年越しそばやおせちの段取りをつけようと思っていたところ、おばがあれこれと料理を作って持ってきてくれたり弟の彼女が元旦にお雑煮を作るとやる気満々。有難いことです。

そうよねぇ・・・有難いことなんだわよねぇ・・・

弟と彼女は、これまでも週末ごとに足しげく母の見舞いに来てくれあれこれと世話を焼いてくれていた。彼女は煮物など父母が好む料理を上手に作ってくれたり、父の晩酌の相手もしてうまくコミュニケーションも取れているようだ。

私は月に1度程度しか来ないし、母が倒れてから起きたすったもんだの末もう父や弟とは心から分かり合える関係ではなくなってしまったし、今となっては私の居場所はこの家には無いように思えて仕方がない。まぁ、私が勝手に変な引け目を感じていると言えばそれまでだけど、だからと言ってそれを払拭するために父や弟に腹を割って話してみたところですんなり変わるとは思えない。もう、そうまでして付き合っていきたくないというのが今現在の本音だ。

いつか母が旅立ってしまったら、父と弟のことは彼女に任せて私は遠い外国に暮らして、もう実家には一生帰ってこなくてもいいようになりたい。こんなことを真剣に夢見ているとは父も弟も知る由もないだろうけれど、これほどまでに私の心はこの家族から離れてしまった。もう全くといっていいほど話せなくなってしまった母を除いて。

しかし、家族と言うものは・・・血が繋がっているということは、何という複雑な関係なのだろう。その捉え方は人によってそれこそ千差万別だが、私にとっての「家族」はもう世間一般の定義から外れ、極少数派の部類に入った。血が繋がっていようといまいと、人と人との関係は詰まるところ魂同士の触れ合いなのだから、根底のところをお互いに理解し合おうと思う結合部分が無ければ関係を維持するのがかなり困難になってしまう。「家族だから」という魔法の呪文は、私にはもう全く意味を成さない。だから以前、この世でたった一人の親(兄弟)なんだから・・・と叔母に戒められた時も、口では判っているといいながら心ではだからどうしたんだと冷め切っていた。

そう、私の態度は世間から見れば冷酷非情に映るのみ。

いやいやもしかしたら、結構そんな人多いんじゃない?

みんな多かれ少なかれ自分を誤魔化しているだけで。家族なんだから仕方ないって諦めて。

いや別に、世間で多いとか少ないとかは関係ないけれど。



よーーく考えてみると、この落ち込みの最たる原因はやはり自分の将来に対する不安に尽きる。コレはもう、どうしようもない!1年後の自分が不幸のズンドコに落ちているのではないかと想像してしまう大きな大きな理由が、今の私にはあるのだ!泣いても笑っても、もうすぐ第一関門をくぐり抜けなければならない。避けて通ることはできないのだ。

ハァ。

こんな今の私に処方してもらえるお薬はないものかのぅ(涙)

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