いらっしゃいませ!

2006年9月27日
実は最近、仕事を増やした。


人と接すること、体を使うことを全く厭わない私だけれど、メインの仕事の関係で不規則な働き方しかできない。週2回希望でシフト制でしかも申請の融通がきくようなところを探していくつか訪れた結果、こんなワガママな働き方しかできない私を雇ってくれたのはあるベーカリーレストランだった。

面白いことに、面接の時に店内に入ったとたん、「あ、ここで働くだろうな」という感じがした。面接が終わって店を出る頃それは確信に変わった。


今、そのバイトが楽しくてたまらない。

仕事はいわゆるホール全般。初日に5時間ぶっ通しで皿洗いという過酷な洗礼を受け、今では怪しげではあるが何とかハンディ(液晶画面をタッチして注文を取る例の機械)を使って注文が取れるようになった。それでも当然ながら、まだまだ覚えなければならないことが山積み。

でも・・・

何もかもが新しい環境というのは、久しぶりのこと。

それがとっても、楽しくて仕方がないのだ。


年食ってるくせに新人と呼ばれ、「テハヌーさん、私のお母さんと同い年ですね〜!」なんてコロコロ笑う可愛らしい女の子に手取り足取り教えてもらう。スタッフはみなクールなくせに面倒見が良く、判らないことを臆面もなくどんどん聞いても嫌な顔ひとつしない。ひと目見て、笑えるほどド緊張していた初日の私を誰もが笑いながら揶揄し、でもフォローを欠かさないでいてくれた。

そこで働いている間の数時間は、自分の仕事の責任も母の容態が心配なことも完全に忘れ去ってしまう。今やっていることに全神経を集中しているのだ。

最近読んだ本に、「自分の思いをコントロールするいい訓練法は、目の前のことに全神経を集中してやることだ」という一文があったのを思い出す。確かにそうだ、身を持って納得できる。次から次に頭に浮かぶ浮世の煩わしさを整理したい時、そうやって余計な感情を削ぎ落としてしまうと思いも寄らぬほどスッキリとした自分になれる。心のダイエットをしたみたいに。



今日も、朝10時から夕方5時まで本業をこなしたあと、6時から9時までバイトして帰宅。体はヨレヨレだけれど心は疲れてない。何だか心地良い。

たいていは、面接の前に年齢制限でひっかかって採用されないような私を、「テハヌーさんのような人がいてくれると、お店に落ち着きが出ると思って」と雇ってもらえたこの縁を大切にしたい。


早く、1人前になろう!

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