古本屋の引力
2006年8月13日
クマゼミ、ミンミンゼミ、その他のセミ(?)達が命がけの大合唱中。
昼下がりのいちばん暑い時間にバスに乗って駅まで行き、買い物をした。
与えられた使命はものの5分でミッションクリア、慌てて帰る必要もないので久しぶりに古本屋に入る。
ここがまた、私にはいつ来ても宝の山。
入ってすぐ右側にある映画DVDをくまなく見て欲しいものが2本あったけれどぐっと我慢。そこから順に店の奥まで進む間、文庫本の105円コーナーで何冊も手にとっては戻し、単行本が今日に限り全て500円均一という店内放送を聞いてそれも目を皿のようにして好きな本を探したけれど幸いヒットなし。
ホッと胸を撫で下ろしつつ更に文庫本をつぶさに見て回りとうとう探していたミステリーを1冊見つけ、気を良くしてCDコーナーを物色していたら気がつけば6枚も手に持っていた。全て1枚250円だからそれでもたったの1500円なのだが、心を鬼にして2枚を棚に返した。
小1時間はその店にいただろう、それでも後ろ髪を惹かれるようにして炎天下の通りにでた。
カバンの、ずっしりとした重さにニンマリ。
本は帰りの新幹線の中で読もう。CDは悲しいことに実家にプレーヤーが無いので自分ちに帰るまでお預けだ〜。
あーあ、いつか古本屋で(新品じゃないってとこがすでにビンボ臭い)、欲しいと思ったものをぜーんぶカゴの中にポンポン入れてみたいなぁ。
んでレジに持って行って会計してもらって、支払いが5ケタになってみたい!うう〜ん、大人買い。(もう充分大人なのにぃ・・・)
それでね、家に書斎があるのが夢なんだよね。
書斎というか書庫というか、とにかくその部屋は学校の図書室にも負けないくらい本棚があって、自分が好きな本だけがズラーーーッと並んでる。それとDVDもたくさん。
いいなぁ、いいなぁ。
そんな部屋がある家に、住みたいんだなぁ。
映画「ビフォア・サンセット」で、セリーヌが住んでる部屋みたいなの。あ・・・あそこにはそんな大きな書斎は出てこなかったけど。
いつもながらそんな妄想に浸りつつ、帰宅。
すると叔父が久しぶりに母の顔を見に来ていた。最近、上の歯を総入れ歯にしてその苦労でげっそりと痩せ、まあそれでも相変わらずだった。10年くらい前は、父の弟にしては話のわかるさばけた人だと思い気楽に接していたのだけれど、何だか急に頑固さに磨きがかかったようだった。私から見れば些細なことにこだわって、自分の首を絞めている。そしてそれを判っていながら変えられないことに、また臍を噛む。ああほんとにご苦労さん。
夕方は、母と散歩に出た。
まだまだ歩行には難が多く、階段や少しでもでこぼこのある道では必ず手を繋がなければならないし、やっと歩き始めた赤ちゃんくらいの速さでしか歩けない母だけれど、それでもかなり筋力がついてきた。2ヶ月前に比べて、ずいぶん遠くまで行けたのには驚いた。
これまでの母を見てきて、つくづく思う・・・
やっぱり、食事・排泄・移動・会話は、人が自分らしく生きるためにどれだけ大切なのかと言うことを・・・。私に限って言えば、もし何かの拍子に植物状態に陥ったとしたら延命措置はご遠慮申し上げるだろうなぁ。そういうことって、遺言状に書かなくちゃいけないのかしら?あっ、遺言ってことは死んでからのことだから、生きてるうちは開けてもらえないの?普段からそれとなく、ごく少数の信頼できる友人とかに言っておけばいいのかもしれない。その際、酔っ払ってたりなんかしたら真に受けてくれないから気をつけなくっちゃ。
・・・・・
まぁ、いっか。
さて明日は、母がいつも行っているデイサービスに私もお邪魔してみます。リハビリのことで、相談もあるし。
********************
ヴァイオレットさん
あしあとをたどって読ませて頂いてました。ゲドのこと、まるで私の気持ちと同じで(でも私は観てないんですがきっとそうであろうと思っていたので)、思わずコメントしかけたのですが人見知りしてしまい・・・(笑)。今更ながらブックマークさせて頂きました。これからも、楽しみにしています。
昼下がりのいちばん暑い時間にバスに乗って駅まで行き、買い物をした。
与えられた使命はものの5分でミッションクリア、慌てて帰る必要もないので久しぶりに古本屋に入る。
ここがまた、私にはいつ来ても宝の山。
入ってすぐ右側にある映画DVDをくまなく見て欲しいものが2本あったけれどぐっと我慢。そこから順に店の奥まで進む間、文庫本の105円コーナーで何冊も手にとっては戻し、単行本が今日に限り全て500円均一という店内放送を聞いてそれも目を皿のようにして好きな本を探したけれど幸いヒットなし。
ホッと胸を撫で下ろしつつ更に文庫本をつぶさに見て回りとうとう探していたミステリーを1冊見つけ、気を良くしてCDコーナーを物色していたら気がつけば6枚も手に持っていた。全て1枚250円だからそれでもたったの1500円なのだが、心を鬼にして2枚を棚に返した。
小1時間はその店にいただろう、それでも後ろ髪を惹かれるようにして炎天下の通りにでた。
カバンの、ずっしりとした重さにニンマリ。
本は帰りの新幹線の中で読もう。CDは悲しいことに実家にプレーヤーが無いので自分ちに帰るまでお預けだ〜。
あーあ、いつか古本屋で(新品じゃないってとこがすでにビンボ臭い)、欲しいと思ったものをぜーんぶカゴの中にポンポン入れてみたいなぁ。
んでレジに持って行って会計してもらって、支払いが5ケタになってみたい!うう〜ん、大人買い。(もう充分大人なのにぃ・・・)
それでね、家に書斎があるのが夢なんだよね。
書斎というか書庫というか、とにかくその部屋は学校の図書室にも負けないくらい本棚があって、自分が好きな本だけがズラーーーッと並んでる。それとDVDもたくさん。
いいなぁ、いいなぁ。
そんな部屋がある家に、住みたいんだなぁ。
映画「ビフォア・サンセット」で、セリーヌが住んでる部屋みたいなの。あ・・・あそこにはそんな大きな書斎は出てこなかったけど。
いつもながらそんな妄想に浸りつつ、帰宅。
すると叔父が久しぶりに母の顔を見に来ていた。最近、上の歯を総入れ歯にしてその苦労でげっそりと痩せ、まあそれでも相変わらずだった。10年くらい前は、父の弟にしては話のわかるさばけた人だと思い気楽に接していたのだけれど、何だか急に頑固さに磨きがかかったようだった。私から見れば些細なことにこだわって、自分の首を絞めている。そしてそれを判っていながら変えられないことに、また臍を噛む。ああほんとにご苦労さん。
夕方は、母と散歩に出た。
まだまだ歩行には難が多く、階段や少しでもでこぼこのある道では必ず手を繋がなければならないし、やっと歩き始めた赤ちゃんくらいの速さでしか歩けない母だけれど、それでもかなり筋力がついてきた。2ヶ月前に比べて、ずいぶん遠くまで行けたのには驚いた。
これまでの母を見てきて、つくづく思う・・・
やっぱり、食事・排泄・移動・会話は、人が自分らしく生きるためにどれだけ大切なのかと言うことを・・・。私に限って言えば、もし何かの拍子に植物状態に陥ったとしたら延命措置はご遠慮申し上げるだろうなぁ。そういうことって、遺言状に書かなくちゃいけないのかしら?あっ、遺言ってことは死んでからのことだから、生きてるうちは開けてもらえないの?普段からそれとなく、ごく少数の信頼できる友人とかに言っておけばいいのかもしれない。その際、酔っ払ってたりなんかしたら真に受けてくれないから気をつけなくっちゃ。
・・・・・
まぁ、いっか。
さて明日は、母がいつも行っているデイサービスに私もお邪魔してみます。リハビリのことで、相談もあるし。
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ヴァイオレットさん
あしあとをたどって読ませて頂いてました。ゲドのこと、まるで私の気持ちと同じで(でも私は観てないんですがきっとそうであろうと思っていたので)、思わずコメントしかけたのですが人見知りしてしまい・・・(笑)。今更ながらブックマークさせて頂きました。これからも、楽しみにしています。
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