ロック!ロック!ロック!
2006年7月23日
イベント続きの週末。
今週は、初めての野外ライブに行ってきた。
毎年この時期になると盛り上がる「夏フェス」ってやつのひとつ。その中でもギターの大御所が一同に会した、素晴らしく見ごたえのある贅沢なライブだった。
行こうと言い出したのはもちろんタカ。大学時代に軽音でライブも経験してロックな日々を送っていた彼、バイトに精を出して貯めたお金で崇拝するサンタナと同じモデルのギターを買ったし、ヌーノのギターテクがどれほどすごいものか話し出したら止まらないし、ジェフ・ベックはもう人間技を越えて神様の領域なのだと舌を巻く。私などは、アコギをお遊び程度に弾けるくらいなもんだから、エレキギターの達人たちが繰り出す技を目の当たりにしても凄すぎて逆に簡単そうに見える。ああきっと、知らぬが仏(?)なのだろう。
そう、私達はこの3人をまとめて堪能してきたのだ!
ビバ! 夏フェス!!
広大な敷地の会場にはステージが2つ設けられ、海外から来たアーチスト達が朝から晩まで次々と演奏を披露してくれる。私達はタイムテーブルとにらめっこしながら見たいステージを選んで行ったり来たり。屋台がたくさん並びグッズ販売もあって、その日はもう丸1日好きなだけ歌って踊れて最高にファンキーモンキーな気分になれる・・・はずなのだ、本来は。
残念だったのは、天気が悪かったこと。
前日に降った雨が乾ききらない芝生は、水気を含んでびしょびしょ。水はけが悪いところは泥沼になってしまっていた。乾いているところもあってレジャーシートやテント(!)を広げている人もいたけれど、私達は結局ずっと歩き回っていた。まぁ、車で行ったから食事や休憩は車に戻ってゆっくりできたから良かった。でも、天気が良かったらピクニック気分で楽しかっただろうなぁ・・・いやいやそうなるときっと灼熱地獄、脱水症状でぶっ倒れたかもしれない。
12時頃に会場に着いて、いきなりヌーノで盛り上がってから車に戻って手作りのお弁当を食べ、会場に戻ってプリテンダーズをチラ見しながら屋台やグッズを見て、参加アーチストの中で唯一の日本人チャーの演奏を楽しんでから車に戻って休憩。シートを倒しドアを全開にしてまどろんでいると、気持ちのいい風にのってドゥービーブラザースの歌が聞こえてきた。充電完了したところでまた会場に戻り、そこからはラストまで怒涛のラッシュ。ジェフ・ベックとサンタナを立て続けに見た3時間半、もう体中にリズムが溢れて頭が真っ白になりトリップ状態になりました〜!きっと麻薬ってこんな感じなんだろうなと思ふ。
ベックの途中から振り出した雨がだんだん強くなり、サンタナが始まる頃にはかなりのザーザー振りになってしまった。カッパを着てキャップの上からフードをかぶり完全防備だった私達はこの夢のようなライブを楽しめたけれど、雨対策してなかった人はかなり辛かったはず。日が暮れると気温がぐんと下がり、全身ズブ濡れの男の子やタンクトップ1枚で震えてた女の子が途中でポロポロと帰って行く。可哀想に・・・けど対策が甘いよ、野外ライブなんだから。タカも私も野外は初体験だったけど、天気と必需品のチェックは怠らなかったもんね。
とは言え、サンタナの終盤には私がとうとう電池切れになった。水浸しの地面を1日中歩いたスニーカーは、中までもうぐっしょり。タカと寄り添って暖を取っていたけれどいよいよ体が冷え切って、寝不足もあってとうとう脳が停止状態に陥った。大音量でサンタナのギターが響く中、私にはそれがちょうどいい子守唄になり棒立ちのまま目を閉じてほとんど眠ってました(笑)、10分ほど。まぁなんて贅沢な子守唄なんでしょう!!後になってタカが、「僕が崇拝するサンタナで寝るなんて・・・」と文句を言っていたが意に介さず。だって〜〜、運転は私しかできないし。それにサンタナの曲って体で感じていると気持ちよくなってくるんだもん。やっぱほら、彼の音楽のテーマはPeaceだし。
それに私は、ヌーノでもう満足してしまったの。ああ、素敵。かっこ良過ぎるわヌーノ。彼の奏でるギターの音色、音楽性もプレイスタイルも全てがツボ・・・やられました。今更ながらに。
80年代のロック全盛期に、私はそのジャンルにほとんど興味を持たなかった。今思うと不思議なくらいだけれど、その頃の家庭環境というのがもう崩壊寸前なくらい荒れていて、家に帰るとしょっちゅう父親の怒鳴り声にビクついていたからもう生理的に大きな音に嫌気が差していたように思える。溜まったストレスは私にとっては爆音に身を任せて発散するものではなく、優しく包むように溶かしてしまうほうが好ましかった。耳を劈くロッカーの叫び声やドラムやエレキの落ち着きのないビートに、心も体も耐えられなかったに違いない。
そして何故か今・・・私の中で、ロックが熱い。
タカと付き合ってからだ。アジカンに始まって、拳を振り上げ大声でシャウトするライブの心地良さを初めて知った2006年、何度目かの青春。
わはははは。
今週は、初めての野外ライブに行ってきた。
毎年この時期になると盛り上がる「夏フェス」ってやつのひとつ。その中でもギターの大御所が一同に会した、素晴らしく見ごたえのある贅沢なライブだった。
行こうと言い出したのはもちろんタカ。大学時代に軽音でライブも経験してロックな日々を送っていた彼、バイトに精を出して貯めたお金で崇拝するサンタナと同じモデルのギターを買ったし、ヌーノのギターテクがどれほどすごいものか話し出したら止まらないし、ジェフ・ベックはもう人間技を越えて神様の領域なのだと舌を巻く。私などは、アコギをお遊び程度に弾けるくらいなもんだから、エレキギターの達人たちが繰り出す技を目の当たりにしても凄すぎて逆に簡単そうに見える。ああきっと、知らぬが仏(?)なのだろう。
そう、私達はこの3人をまとめて堪能してきたのだ!
ビバ! 夏フェス!!
広大な敷地の会場にはステージが2つ設けられ、海外から来たアーチスト達が朝から晩まで次々と演奏を披露してくれる。私達はタイムテーブルとにらめっこしながら見たいステージを選んで行ったり来たり。屋台がたくさん並びグッズ販売もあって、その日はもう丸1日好きなだけ歌って踊れて最高にファンキーモンキーな気分になれる・・・はずなのだ、本来は。
残念だったのは、天気が悪かったこと。
前日に降った雨が乾ききらない芝生は、水気を含んでびしょびしょ。水はけが悪いところは泥沼になってしまっていた。乾いているところもあってレジャーシートやテント(!)を広げている人もいたけれど、私達は結局ずっと歩き回っていた。まぁ、車で行ったから食事や休憩は車に戻ってゆっくりできたから良かった。でも、天気が良かったらピクニック気分で楽しかっただろうなぁ・・・いやいやそうなるときっと灼熱地獄、脱水症状でぶっ倒れたかもしれない。
12時頃に会場に着いて、いきなりヌーノで盛り上がってから車に戻って手作りのお弁当を食べ、会場に戻ってプリテンダーズをチラ見しながら屋台やグッズを見て、参加アーチストの中で唯一の日本人チャーの演奏を楽しんでから車に戻って休憩。シートを倒しドアを全開にしてまどろんでいると、気持ちのいい風にのってドゥービーブラザースの歌が聞こえてきた。充電完了したところでまた会場に戻り、そこからはラストまで怒涛のラッシュ。ジェフ・ベックとサンタナを立て続けに見た3時間半、もう体中にリズムが溢れて頭が真っ白になりトリップ状態になりました〜!きっと麻薬ってこんな感じなんだろうなと思ふ。
ベックの途中から振り出した雨がだんだん強くなり、サンタナが始まる頃にはかなりのザーザー振りになってしまった。カッパを着てキャップの上からフードをかぶり完全防備だった私達はこの夢のようなライブを楽しめたけれど、雨対策してなかった人はかなり辛かったはず。日が暮れると気温がぐんと下がり、全身ズブ濡れの男の子やタンクトップ1枚で震えてた女の子が途中でポロポロと帰って行く。可哀想に・・・けど対策が甘いよ、野外ライブなんだから。タカも私も野外は初体験だったけど、天気と必需品のチェックは怠らなかったもんね。
とは言え、サンタナの終盤には私がとうとう電池切れになった。水浸しの地面を1日中歩いたスニーカーは、中までもうぐっしょり。タカと寄り添って暖を取っていたけれどいよいよ体が冷え切って、寝不足もあってとうとう脳が停止状態に陥った。大音量でサンタナのギターが響く中、私にはそれがちょうどいい子守唄になり棒立ちのまま目を閉じてほとんど眠ってました(笑)、10分ほど。まぁなんて贅沢な子守唄なんでしょう!!後になってタカが、「僕が崇拝するサンタナで寝るなんて・・・」と文句を言っていたが意に介さず。だって〜〜、運転は私しかできないし。それにサンタナの曲って体で感じていると気持ちよくなってくるんだもん。やっぱほら、彼の音楽のテーマはPeaceだし。
それに私は、ヌーノでもう満足してしまったの。ああ、素敵。かっこ良過ぎるわヌーノ。彼の奏でるギターの音色、音楽性もプレイスタイルも全てがツボ・・・やられました。今更ながらに。
80年代のロック全盛期に、私はそのジャンルにほとんど興味を持たなかった。今思うと不思議なくらいだけれど、その頃の家庭環境というのがもう崩壊寸前なくらい荒れていて、家に帰るとしょっちゅう父親の怒鳴り声にビクついていたからもう生理的に大きな音に嫌気が差していたように思える。溜まったストレスは私にとっては爆音に身を任せて発散するものではなく、優しく包むように溶かしてしまうほうが好ましかった。耳を劈くロッカーの叫び声やドラムやエレキの落ち着きのないビートに、心も体も耐えられなかったに違いない。
そして何故か今・・・私の中で、ロックが熱い。
タカと付き合ってからだ。アジカンに始まって、拳を振り上げ大声でシャウトするライブの心地良さを初めて知った2006年、何度目かの青春。
わはははは。
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