相思相愛

2006年7月10日
ひどい湿気と持って行きようのないストレスで、体調を崩し自宅に帰ってきた。

ものすごく体がだるく横になって眠りたい衝動ばかりが襲ってくる中、それでも気力を奮い立たせてやるべきことを終え実家を後にしたけれど、すでに軽い頭痛がしていた。

電車の中でゆっくり眠れば少しは良くなるだろうと自分を励ましながら駅に向かう。

それよりも、読みたい本があった。

眠るより美味しいものを食べるより、その本に没頭していればきっと気分が良くなると確信し、途中の本屋に飛び込んでガッチリ手に入れた。


その本屋で・・・

不慣れな店内に入ったとたん、私の足はまるで吸い寄せられるように進んだ。

一度も迷ったり立ち止まったりすることなく、文庫本コーナーを見つけその作家の名札が目に入り目指すタイトルがついた背表紙を発見。この間、約20秒。レジでお金を払って店を出るまで、たぶん3分もかからなかっただろう。


ずっと欲しいと思っていたものが、何の苦労も障害もなくすんなり手に入った時。

それはまさしく、両想いだ。

私が求めていた本は私を待っていてくれたんだということにすると、手に入れるまでの流れと実際に手にした瞬間の喜びに寸分の狂いもなく納得できる。



こんなちっちゃな感動が

時に私の運をぐんと引っ張り上げてくれる







ハァ〜〜〜、ほんとにお疲れ!!

よくやった、自分!

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