はだか天国

2006年5月24日
お風呂とサウナが好きなタカと付き合うようになってから、スーパー銭湯に行く機会がぐっと増えた。

実は私、熱いお風呂は苦手。サウナなんか苦しいだけで気持ちいいと思ったことがない。

けれど、スーパー銭湯はそんな「カラスの行水」組にもちゃんと癒しの場を提供してくれる。何しろスーパーな銭湯だもん。

それが、露天風呂!

岩風呂や檜風呂、そしてお大臣気分を味わえる1人用の釜風呂などなどがあって楽しめる。熱がりの私は段差のあるところに腰掛けて半身浴、夜空を見上げると都会の空にぽっかりと浮かんだ月が光っていたりする。思わずつぶやく「ハァ〜・・・極楽、極楽。」

そうやってボーッとしているとあっという間に30分くらい経ってしまうのだが、私にはもうひとつ密かな楽しみがある。

それは、女の人の裸体をそっと見させて頂くことだ。

え〜っと一応、下心はありません(そもそも何が下心なのか不明だが)。同性、ですから。

では何が楽しいのかと言うと・・・

女性の裸体は美しいのだ。

もちろん造形美としての魅力がまず目を引くことは否めないけれど、プロポーションがどうこうということよりも、単純に「女である」こと、生まれ持ったその美しさがどの人の体にも滲み出ているのを感じるのだ。

受け入れ、育み、包み込む女。暖かで柔らかい四肢はやはり、しばしば大地と形容されるように地に足をつけ太い根を張り、現実をどっしりと受け止めて生きることを厭わない女という性を鼓舞しているようにも見える。

まだやっと歩き始めた赤ちゃんも、はちきれんばかりのエネルギーを湛えた若い子も、人生の艱難辛苦を見事に乗り越えてきたおばあちゃんも・・・みんな、眩しく輝いているように見える。思わず目を細めながら見るともなしに見ていると、のぼせた頭に浮かんでくるのは「ああ、女の人の裸体っていいなぁ・・・」などという、他人に言ったら誤解受けまくりの感想だけだ。

そう言えばこんな時、私は自分も女なんだってことを忘れている。何だか形容しにくいけれど、男でも女でもないような目で見ているんだきっと。今、書きながらわかった。

そう言えば前にタカが、「女湯ってみんな、胸とあそこ、どっちを隠してるの?」と聞かれたことがあった。

私は一瞬、変なこと聞くなぁと思って吹き出した。だって9割くらいの人はどこも隠してないんだもん。脱衣所でポーンと脱いで何にも躊躇せずスタスタ歩いて入る。たまに手ぬぐいを体の前に垂らし胸から下まで隠してる人とか、腰にタオルを巻いてミニスカートのようにして歩いている人がいるけれど、その方が目立って余計いやらしい感じがしてしまう。

あ〜でも、私も銭湯に行き始めた頃は気恥ずかしくて隠してたっけ。それもすぐに面倒くさくなってやめた。リラックスできないし。

それを聞いたタカはちょっとびっくりしていた。

「へぇ〜、全然隠さないの?じゃあもう、みんなおっぱい放り投げて歩いてるわけ?」

ええ、ええ、プルンプルンと。私だって、放り投げられるほどのおっぱいがあればなぁ・・・(自爆)

タカの頭の中は、みるみるうちにエロエロ楽しい妄想でいっぱいになってしまったらしい。ホントにもう。でももし万が一、透明人間になって女湯に入ったとしても思ったより興奮しないんじゃないかな?エロスは隠れているからこそ、いやらしい。

ならば男湯は?と思いタカに聞いてみると、ほとんど全員がタオルで前を隠しているそうだ。

なぁんだ、つまんない。


エ?つまんない?


だって、私の頭の中では・・・・

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