そういう週末

2006年3月26日
タカと過ごした週末は、穏やかに過ぎた。

金曜日、私が作った料理を美味しいと言いながらペロッと平らげてくれたタカ。その笑顔が自分のすぐ隣にある幸せを味わうためには、口数を極力減らさなくては。するとう〜ん、感じる感じる。覗き込む彼の目の奥に、触れ合う足先に、首筋から香るシャボンの匂いに。

だけど眠りに着く前に、タカはそれを言葉にした。

「テハヌー・・・会いたかった?」


ずっと、会いたかったよ。






土曜日、私の家で目覚めるタカは至福の朝。好きなだけ寝坊したあと暖かいご飯と柔らかいキス。時間に追われることのない休日を満喫していた。そして私も、子供のようにはしゃぐ。

まだ早いと判っていたけれど、それから車でタカの家に近い公園まで桜を見に行った。そのつぼみはまだ冷たい風に晒され、知らん顔して膨らみもせず。でも空は青く公園は広く、手を繋いでただ散歩するだけで充分に春を感じる。ああそうだ、紅白さまざまな種類の梅が見事に咲きほころんでいたのがとても綺麗だったな。



そして日曜日、今にも雨が落ちてきそうな雲行き。映画を見ようか、それともスーパー銭湯にでも行く?と言いつつ出かけるも、結局古本屋に2時間近くも入り浸り私は文庫本を10冊買い込んでまだ見足りず。タカに強制連行される。それからいつものスーパーで日用品や食料を買って帰ってきた。夜は、一緒に作ったご飯を食べ借りてきた映画を見たりして過ごす。

いつものように、暖かく穏やかな時間は早瀬のごとく流れてゆく。







繋ぐ手。

離しては、また絡める指。




遠く近く、背を向けまた寄り添い

鳥の求愛のように

時を重ねる

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