早春の一日
2006年3月12日
愛し合って一緒にいたら
ほんの小さな出来事でも楽しい 楽しい
側にいて
同じものを食べ 同じものを飲み
同じものに驚き笑う
2人の心が寄り添い交じり合い、
目に見えない何かがお互いの間を行ったり来たり
並んで歩けば、手を繋ぎたくなる
カバンから財布を取り出すためにつかの間離した手すら
春風の冷たさにすくみ、瞬間、相手の温もりを渇望してる
そのうちに
手のひらだけじゃ物足りない
もっと密着したくなり
頬を寄せ 耳元でわざと囁き
腕も足も、可能な限り絡ませたくなる
・・・・・歩きづらい
やっと家に着きふたりきり
もう1メートルも離れていられない
毛穴・小ジワもバッチリ見られちゃうけど
手を伸ばして届く距離にいたい
こんなにも側にいたいのは、1秒ごとに姿を変える
あなたの心の模様を見ていたいから
万華鏡のように煌きながら移ろっていく
リアルでダイナミックな景色を見たいから
それはあまりにも広大で、全てを一望するのは無理
でも だから
流星のように、不意に飛び込んでくるその輝きを
少しも見逃さないようにしている私は全身が受信機
しかも 超高性能
そして訪れた夜
スプモーニで顔を赤くしたふたり
まるで、手入れの行き届いた巣箱に潜り込むヒナのように
ベッドに入る
急速に熱を帯びていくあなたを静かになだめて
私は受信機のスイッチをオフにして 目を閉じ
もっと簡単な方法を選ぶ
「タカにとって、愛ってなあに?」
「テハヌー」
「じゃあ、愛するってどんなこと?」
「わからない。うまく言えない。言葉にするのは難しくて、言ったとたん陳腐に思える」
「そうだね。言葉で表すのは難しいよね。じゃあさ、タカが私に愛してるって言ってくれる時、どんな気持ちがするの?」
「幸せ。それと、胸がキューッてなるんだよ、わかる?」
「うん、わかる。私も同じだから」
暗闇でも見ることができる、綺麗な模様・・・・
言葉の万華鏡
ほんの小さな出来事でも楽しい 楽しい
側にいて
同じものを食べ 同じものを飲み
同じものに驚き笑う
2人の心が寄り添い交じり合い、
目に見えない何かがお互いの間を行ったり来たり
並んで歩けば、手を繋ぎたくなる
カバンから財布を取り出すためにつかの間離した手すら
春風の冷たさにすくみ、瞬間、相手の温もりを渇望してる
そのうちに
手のひらだけじゃ物足りない
もっと密着したくなり
頬を寄せ 耳元でわざと囁き
腕も足も、可能な限り絡ませたくなる
・・・・・歩きづらい
やっと家に着きふたりきり
もう1メートルも離れていられない
毛穴・小ジワもバッチリ見られちゃうけど
手を伸ばして届く距離にいたい
こんなにも側にいたいのは、1秒ごとに姿を変える
あなたの心の模様を見ていたいから
万華鏡のように煌きながら移ろっていく
リアルでダイナミックな景色を見たいから
それはあまりにも広大で、全てを一望するのは無理
でも だから
流星のように、不意に飛び込んでくるその輝きを
少しも見逃さないようにしている私は全身が受信機
しかも 超高性能
そして訪れた夜
スプモーニで顔を赤くしたふたり
まるで、手入れの行き届いた巣箱に潜り込むヒナのように
ベッドに入る
急速に熱を帯びていくあなたを静かになだめて
私は受信機のスイッチをオフにして 目を閉じ
もっと簡単な方法を選ぶ
「タカにとって、愛ってなあに?」
「テハヌー」
「じゃあ、愛するってどんなこと?」
「わからない。うまく言えない。言葉にするのは難しくて、言ったとたん陳腐に思える」
「そうだね。言葉で表すのは難しいよね。じゃあさ、タカが私に愛してるって言ってくれる時、どんな気持ちがするの?」
「幸せ。それと、胸がキューッてなるんだよ、わかる?」
「うん、わかる。私も同じだから」
暗闇でも見ることができる、綺麗な模様・・・・
言葉の万華鏡
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