消えない想い

2006年2月2日
以前、東京へ移動中の飛行機の中で、何気なく目を通していた機内誌にこのアルバムのレビューが載っていた。

それを読み、すぐさまメモをし、程なく手に入れた。レンタルをダビングしたのではなく、買って。

こんなに心地よい男の人の声というものを、私はあまり知らない。この、ボサノバの創始者はまるで、退屈な休みの日に「何か良いことないかな〜」なんて考えながら、ロッキングチェアでボーッとしつつ歌を口ずさんでいるかのよう。

そんな、自然に肩の力が抜ける安定感と、あらゆる無駄をそぎ落としたシンプルなメロディが、今夜の私のように集中してたくさんのことを一気に終わらせなければいけない時にピッタリなのだ。

聞きようによっては思いっきり癒しのアルバムだ。けれどどの曲も決してまったりともたれかかってこない。根底にジョアンのオタク的集中力を感じる。だから、この曲で仕事をするのが、私は好きだ。





さて・・・

そんな風にして一段落し、時計を見ると案の定2時になる。

早く寝なくちゃ。

明日から来週の月曜日まで、東京に行く。

母が今日、再入院したので励ましに行くのと、もちろん稽古にも。

つい2週間前に退院した母は、手術跡の部位に水が溜まり機能障害を起こしていた。本当に驚くほど急に状態が悪くなったからとても心配だった。今日、父と弟が付き添って主治医の先生に診てもらい、明日水を抜くための管を取り付ける簡単な手術をすることに決まったらしい。

大学病院にしては目を見張るほどの、迅速な対応。ありがたい。

母の精神状態が気にかかる。我慢しすぎる性格っていうのは、良く注意してあげないと・・・。

とにかく顔を見て励ましてあげたい。何も心配いらないんだから、みんなが必ずお母さんを守っているんだからと。





師匠からのメール。

タカからのメール。


それは私が一番必要とするタイミングで、私の泣きそうな心をガッチリと支えてくれた。100万の味方を得た気持ちになって、何でもできそうな気分だった。

だからお母さんには、1000万の援軍を送るのだ。

私の中に送られてきた精鋭部隊を、10倍に増やすのだ。




さあ目を閉じて、会いに行こう。

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